15時頃に眠くなる原因は?日々の食事が仕事のパフォーマンスに与える影響を調べてみました Vol.13
15時頃に眠くなるのはどうして?
ランチ後、お腹いっぱいの状態で会議に参加して、眠気に襲われ、会議に集中できなかった…
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?
眠気と戦いながら仕事をしても、パフォーマンスも下がってしまい、思うように仕事が進みま
せんよね。
まずは昼食後に眠くなってしまう主な原因について、ご説明します。
目次
①お昼ご飯に含まれる糖質
午後に眠くなってしまうのは、ランチに摂取する糖質が原因と言われています。
忙しく時間のない方は、昼食に麺類や丼ものなどの、短時間でさっと食べられ、満足感のある
メニューを選びたくなりますよね。これらの麺類や丼ものには糖質が多く、食べると突然ぐん
と血糖値が上がります。
血糖値の急激な上昇を抑えるために、膵臓からインスリンが放出され、その後血糖値が急激に
下がります。
このインスリンの大量な分泌が、脳内で眠気を引き起こす要因となり、お昼ご飯にたくさん糖
質を摂取すると午後に眠くなってしまうのです。
②消化にエネルギーが使われる
食べ物の消化にエネルギーが使われることで、頭に十分なエネルギーがいかなくなり、眠気が
引き起こされてしまうと言われています。
身体のどの部分も、機能するためにはエネルギーが必要です。
しかしランチを食べると、食べ物を消化するためにエネルギーが集中的に使われてしまうた
め、ランチをガッツリと食べれば食べるほど、消化にかかるエネルギーが大きくなり、眠気が
増してしまう、ということになるのです。
昼食後の眠気とどう向き合う?
眠くなってしまっては仕事もはかどりませんが、昼食抜きで長い午後を過ごすのは、空腹による集中力の低下や、夕食を食べ過ぎて太ってしまう原因にもなりかねないため、あまりおすすめできません。
しかし、お昼休みの過ごし方を意識することで、眠気を改善することが可能です。
ランチの後にも眠くならずに、仕事のパフォーマンスを上げるポイントをご紹介します。
①ランチの選び方に注意
糖質を多く含む白米や小麦をたくさん食べることは、眠気の原因になるもの。
そのためランチには野菜類を多めに摂り、炭水化物は血糖値の上昇が緩やかなものを選ぶことで、眠気を抑えることができます。
例えば主食には、白米や小麦よりも玄米やライ麦、全粒粉、蕎麦など含んだ料理を選ぶことで、血糖値がゆるやかに上がり、急激な上昇を防ぐことができます。
そしてタンパク質の代わりに野菜やきのこ、海藻類を合わせて摂ると栄養バランスも良くなります。
②いつも腹八分目に
眠気を抑えるためには、朝食、昼食、夕食の三食を腹八分目に控えて、食べる量を意識することもポイントです。
特にランチを食べすぎると身体が消化作業に忙しくなり、頭の回転が遅くなってしまいます。
朝食と昼食を腹八分目にコントロールすることで、食べ過ぎをなくし、眠気を抑えることにつながります。
また朝ごはんを抜くと、その分、昼間にガッツリご飯を食べがちになるので、朝ごはんをしっかり食べることも重要です。
③20分ほどウォーキング
ランチをサッと食べた後、すぐに20分ほどをウォーキングをしましょう。
ウォーキングのような有酸素運動は、筋肉が血液中の糖を細胞に取り込み、血液中の糖度を下げてくれます。
ランチで摂取した糖分がウォーキングで使われ、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。
昼食にどうしても糖質を摂りたい方は特に、この方法がオススメです。
日中に起こる眠気は日々の睡眠にも原因がある?
毎日きちんと睡眠をとっているつもりでも、実は質の高い睡眠が得られていない場合もあり、それが原因で日中に眠気が引き起こされてしまっている場合もあります。
寝る直前までスマートフォンを見ていたり、仕事をしていたりすると、脳が覚醒しているため、寝つきが悪かったり浅い睡眠になってしまうこともあります。
また、ぐっすり眠るために寝酒をする人も多いですが、アルコールを摂取して眠ると、酔いが醒めてくる段階ではかえって脳の活動が活発化し、眠りが浅くなってしまったり、夜中に起きてしまうこともあります。
睡眠の質の向上は、日中の眠気の回避はもちろん、心身の健康のためにもとても大切です。
日頃からオンとオフを意識して生活にメリハリをつけることや、夜お風呂に入る際は、シャワーだけでなくしっかりと湯船に浸かったり、落ち着いた音楽を聴くなど、眠る前にリラックスできる環境を整えて、睡眠の質を高めましょう。
食生活や日々の睡眠に気をつけて仕事のパフォーマンスを上げよう
日中の眠気は、日常の食生活や睡眠の質が大きく関係しています。
日常のちょっとした工夫を心がけて、眠気と上手に付き合ってみてくださいね!
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