バジル Vol.1
しかし、マンションのバルコニーでもプランターで野菜を手軽に育てることができるのです!
バルコニーならわざわざ畑に行かなくても、ちょっとした空き時間を使ってかんたんに手入れができ、収穫したての新鮮な野菜をすぐに料理することができます。
サイズがちょっと小さくても、自分で育てた採れたて野菜の味は最高です。
芽が出たらうれしく、花が咲いたら癒され、実ができるのをワクワクしながら待った後は収穫の喜びを味わう―。
野菜づくりは、種まきから食卓まで楽しみに満ち溢れています。
初心者さんでも大丈夫。ちょっとした知識と簡単な装備で、誰でも気軽に始められるのがプランター菜園のよいところです。
さあ、今年は"おうちで野菜づくり"にチャレンジしてみましょう!
必要な道具を準備しましょう
7~8号くらいの鉢
【2】じょうろ
2~3リットルの容量で、自分が持てる程度の大きさのもの
【3】園芸用スコップ
土をすくう部分の幅が広いもののほうが便利
【4】はさみ
自宅にあるものでOK
【5】肥料
液体肥料か緩効性化成肥料。
必ず「野菜用」と書かれているもの
【6】土
「花と野菜の土」など野菜用と書かれていて、
肥料入りですぐに使える土が便利
※標準的な土袋は14リットルか20リットルで販売されており、
7~8号の鉢には、4~5リットルの土の量が望ましいです
【7】種
小袋にたくさん入っているので、
余った場合は冷蔵庫で保存すれば翌年以降も使えます
バジルの育て方
バジルは3月ごろから種まきができ、トマトとの相性抜群の人気のハーブです。夏の暑さにも強いので育てやすく、6月~10月頃までの長い期間、収穫を楽しむことができます。
1.種まき
2.発芽
3.間引き
4.追肥
5.摘心・収穫
同じ時期に苗を植え付ける野菜
青しそ
ベビーリーフ
ここがPOINT!
プロフィール
ベランダ菜園セラピスト/宮田範子
野菜づくりの達人! 藤田 智 先生からのアドバイス
プランター菜園は、簡単に始められ、栽培管理も比較的容易ですから、野菜づくりの初心者にとって取っ付きやすいものです。種まき、あるいは苗を植えたら、間引きとかそのほかの作業は菜園と同じですが、違うのは毎日の水やりと1週間に1回(化成肥料ならば2週間に1回)の追肥です。これさえやれば、コマツナの収穫やミニトマトの収穫が目の前です。どうぞ、プランター菜園を始めましょう。
第1回は、必要な農具・資材です。野菜づくりを始めたい人は、これらの準備をしましょう。栽培の各場面で必ず必要になるものなので、積極的に利用しましょう。使う用土ですが、原料も配合割合もよい値段の高いものが理想ですが、安いものでも構いません。その場合は、購入したのち、土に水をかけてよくかき混ぜ、2週間ほど置いてから使うとよいですよ。
バジルの育て方では、間引きの間隔(株間)に注意が必要です。間隔を最終的に20~30cmにするとうまく育てられます。花が咲いてくると葉が硬くなってしまうので、着いた花芽はすぐに取るようにするとよいでしょう。
バジルは、最近人気の野菜です。収穫した葉はそのまま利用し、ピザやパスタの材料に、またはバジルペーストや乾燥させて利用しましょう。 同じしそ科の青しそも育て方はほとんど同じです。大きく育った葉を天ぷらやサラダ、刺身のつまなどに利用しましょう。ただし、収穫の仕方は、下の葉を少し残し、若い大きな葉を採るようにしますと、柔らかな葉を収穫できます。バジルと同様にしそも花が咲くと葉が硬くなるので、花芽を取って栽培するとよいでしょう。栽培が終了したら種の採種もお忘れなく。採った種は次年度の種として使いましょう。
プロフィール
藤田 智(ふじた さとし)
1959年秋田県生まれ。岩手大学農学部、同大学院修了後、向中野学園高校の教諭、恵泉女学園園芸短期大学助教授を経て、現在は恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科の教授として教鞭をとる。その傍ら、家庭菜園や市民農園の指導、普及活動にも積極的に取り組む。「趣味の園芸やさいの時間」(NHK)や「世界一受けたい授業」(日本テレビ)などメディアにも多数出演し、野菜栽培に関する著書などは110冊を超える。
公式サイト:藤田 智 オフィシャルサイト「野菜日和」
明和地所グループ ライフスタイルクラブインタビュー記事はこちら
《ご注意ください》
今日から取り入れたくなるような、暮らしを素敵に彩るアイデアをご紹介。いつもの毎日にちょっとしたワクワクを。