自分らしく暮らす ワーク&ライフスタイル術

- トップ
- くらし
- 自分らしく暮らす ワーク&ライフスタイル術
- 自分らしく暮らす ワーク&ライフスタイル術 Vol4. 落語家 桂宮治(かつらみやじ)さん
自分らしく暮らす ワーク&ライフスタイル術
Vol4. 落語家 桂宮治(かつらみやじ)さん

「仕事とプライベート、どちらも大切にしたいけれど、バランスが難しい」そんな悩みを持つ人が多いのではないでしょうか?このコラムでは、仕事に邁進するゲストの日々の過ごし方から、暮らしの中で大切にしていることを紐解いていきます。
今回のゲストは、落語界で数々の賞を受賞し、今や押しも押されもせぬ人気を誇る実力者、桂宮治さん。順調だったサラリーマン生活から一転、31歳で落語家となった経緯や、真打ち昇進が決まった現在の心境、二女一男の子煩悩なパパとしての一面についてもたっぷり語ってもらいました。

【WORK】年収1,000万円のセールスマンから落語家に転身

―落語の世界を目指したきっかけを教えてください
<模索時代>妻の一言で「やりたいことを仕事にする」と決意
高校卒業後、芝居の養成所で3年ほど演技を学んだ後、フリーで舞台に立っていましたが、役者一本で食べていくのは難しい状況でした。そんな折、役者仲間の先輩から化粧品の店頭販売のアルバイトを紹介してもらったところ、これが大当たり。僕には芝居よりもセールスマンが向いていたようです。営業成績は伸びる一方で、全国各地から指名が入り飛び回るように。6年ほど続けましたが、一生の仕事とは思えず、このまま続けていくことに疑問を抱いていました。
そんなとき、結婚を決めたばかりのかみさんに「やりたくない仕事を続けていても仕方がない。もう1回やりたいことをやれば?」と言われたんです。才能がないと思って離れた芝居の世界にもう一度飛び込む気は起きず、「何か1人でできることはないか」と考えたときに思い立ったのが、セールスマン時代、接客トーク術を学ぶために触れていた「落語」でした。

動画サイトで桂枝雀(かつらしじゃく)師匠の「上燗屋(じょうかんや)」という噺(はなし)を聴き、10回見て10回笑えるおもしろさに衝撃を受け、いよいよ落語家になることを決意。半年後に挙げた結婚式で「会社を辞めます」と宣言をして、当時1,000万円ほどあった年収を捨てました。あのとき、かみさんから「やりたいことをやれば?」と言われていなかったら、今でもセールスマンの仕事を続けていたと思います。

―その翌年、前座から二ツ目に昇進しました。どんなところが変わりましたか?


仕事道具Check



【LIFE】家族5人で過ごす時間が、何よりも大切




【WORK–LIFE BALANCE】家族と同じ食卓を囲むことが大切


【End roll】桂宮治さんのマイスタイルとは?

あわせて読みたい
くらしLIFE STYLE
今日から取り入れたくなるような、暮らしを素敵に彩るアイデアをご紹介。いつもの毎日にちょっとしたワクワクを。