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コロリアージュ

大人の塗り絵 コロリアージュの魅力

近年フランスで流行したコロリアージュは、大人の塗り絵として日本でも親しまれています。
繊細で美しい図案は一見難しそうに見えますが、塗る面積が細かく区切られているので、こつこつと埋めるように塗り進めていけば、初心者でもきれいに作ることができます。また、「色を塗る」という作業は心地よさを与えるものとされており、ヒーリング作用があるともいわれています。
忙しい日々の合間に、おいしいお茶を用意してゆったりとお気に入りの図案に色を入れていく時間はとても素敵なもの。何枚か作品を仕上げていくうちに、好みの色のパターンが見つかってくると、“私の作品”といった感慨も深まるのではないでしょうか。

コロリアージュを始めてみましょう

国内外の作家が描きおろしている、コロリアージュ関連の書籍がたくさん出版されています。また、無料でダウンロードできるWEBサイトもありますので、まずはお気に入りの図案を見つけましょう。
難易度よりも、塗ってみたい!と思える図案を選ぶことが大切です。

Lesson1. コロリアージュにおすすめ 画材の選び方

着色用の画材には色鉛筆、カラーペン、クレパス、水彩絵の具などさまざまな選択肢があります。初めての方には色鉛筆が手軽でおすすめです。色数も慣れるまではそんなに必要ありませんので、手軽に購入できるタイプのセットからスタートしてみましょう。
1本ずつバラ売りもしているので、基本の色に少しずつお気に入りの色を買い足していくのも楽しいですね。
また色鉛筆にもいくつか種類があり、一般的なタイプ以外には水彩色鉛筆というものがあります。見た目は普通の色鉛筆ですが、着色後に水を含ませた筆でなぞると紙の上で水彩絵の具を塗った状態になります。パレットに絵の具を出したりする手間もかからずに水彩画風の作品に仕上げられるので、こちらも試してみてください。

Lesson2. どこから塗っていけばいいかわからない…そんなときには?

さて、いざコロリアージュを始めようとしても、どこから塗り始めればよいのか戸惑われるかもしれません。
塗り方に決まりはありませんが、まずは2~3色、メインとなる色を決めてみましょう。その場合は、赤や青の原色よりもパステルカラーの方がおすすめです。あまり強い色を先に使用してしまうと、途中で色のバランスを変えたくても変えづらくなりますし、グラデーションなどの重ね塗りは、濃い色の上からだと難しいためです。
初めのうちは、濃い色はポイントカラーに使うと効果的です。一から配色を考えるのは難しい!という方は、身近なファブリックや洋服の柄、コーディネートなどを参考にしてみてください。お気に入りの絵本やきれいなケーキなど、配色のヒントは身の回りのあちこちに隠れていますよ。

Lesson3. 実際にコロリアージュを塗ってみましょう

1. 広い面は力を入れず、ムラにならないように塗りましょう。

2. 一つのモチーフは同系色で塗るとまとまります。

3. 細かい部分は色鉛筆をよく尖らせて塗りましょう。

4. ポイントカラーには鮮やかな色がよいですね!

5. 花びらにグラデーションを入れて深みを出しましょう。

6. 白い部分を塗らずにあえて残すと画面が引き締まります。
ワンポイントアドバイス

白と黒も立派な“色”です。
効果的に取り入れるとシックな仕上がりになりますのでオススメです。
黒は色鉛筆もよいですが、筆ペンを使用するとよりパキッとした画面になりますのでぜひ試してみてください。
アドバイザーはこの人

イラストレーター 佐瀬麻友子さん

多摩美術大学日本画専攻卒業後、イラストレーターとしてファッション誌やファッションカタログ、CDジャケット、百貨店のウィンドーディスプレイなど様々な分野で活動中。2015年に大人の塗り絵、『コロリアージュ・フラワー パレード』をKADOKAWAより出版。

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イラスト無料ダウンロード

イラストレーター佐瀬麻友子さん描きおろし、ユニコーンの森のリースのイラストです。
お花を同系色にクールにまとめても素敵ですし、思い切りカラフルに塗っても楽しい作品になります。

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完成見本

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