おすすめ書籍のご紹介

おすすめ書籍のご紹介 Vol.6

春に読みたい三冊

暮らし上手のつながるお弁当

朝の忙しい時間に、おかずがぎっしり詰まった、彩りも味のバランスもいいお弁当は、どうすれば作れるのでしょうか。その秘訣を、“お弁当上手”な方々にたっぷり教えていただきます。前日に準備をしておいて朝に仕上げるだけ、次の日は味付けを変えて別のおかずに、などお弁当作りを続ける上でのやりくりアイデアはもちろん、晩ごはんのメニューと一緒に作れるお弁当のおかずレシピなどを紹介しています。知っておくとお弁当作りがきっと楽しくなる、知恵と工夫満載のコンテンツでお届けします。

書籍情報
タイトル:暮らし上手のつながるお弁当
著者:共著
出版社:枻出版社 
価格:¥925+税

ピックアップコラム

子供の頃、遠足や部活のときに持たせてもらったお弁当。「今日は何が入っているのかな」と、弁当箱のフタを開ける瞬間は胸がドキドキ——。“お弁当”と聞くと、そんなほほ笑ましい記憶が蘇るのではないでしょうか。しかし、大人になり、お弁当を作る側の立場になってみると、家事や仕事があり、調理するのが意外と大変。「暮らし上手のつながるお弁当」は、日々のお弁当作りを楽しくする知恵とアイデアがたっぷり詰まった一冊です。

本書では、複数の“お弁当上手”な方々が日々のお弁当作りのコツやポイントを伝授しています。料理研究家のたくまたまえさんのページでは、1週間分のお弁当をレシピ・盛り付けとともに掲載。食べるのが楽しみになるような彩りのポイントや、お弁当道具の愛用品、白米を2層にして下の層にカレーを入れる遊び心などを、余すところなく紹介しています。

ひとつひとつの情報に「なぜそうしているか」という理由が添えられており、丁寧な取材による説得力が最初から最後のページまで一貫しています。ゆとりを感じさせる余白を生かしたレイアウト、ほっこりとしたイラスト、やさしい雰囲気の書体選びなど、心地よいデザインがお弁当の温かみを表現しています。タイトルにもあるように、“つながる”がキーワードになっている本書。おいしいお弁当で家族の仲を、栄養バランスのとれたお弁当で健やかな体を、そして愛情たっぷりのお弁当で食べた人の笑顔をつなぎます。

驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100

「夜、なかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」「ちゃんと寝ているのに、朝から疲れる」といった眠りの悩みを抱えているという人も多いでしょう。では、どうすれば、もっとスムーズに目を覚ますことができるのでしょうか。そんな悩みに答えてくれるのが、「驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100」です。本書ではリラックス、体質改善、環境など8つの観点から、キャリア20年、1万人の眠りを変えた快眠セラピストの三橋さんが、眠りの質を高めるための100のメソッドを紹介しています。

書籍情報
タイトル:驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100
編者:三橋美穂
出版社:かんき出版
価格:¥1,400+税

ピックアップコラム

日本人の5人に1人が抱えているとされる「不眠」の悩み。「驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100」は、寝具メーカーの研究開発部長を経て、現在は快眠セラピストとして活動している三橋美穂さんの著書です。眠りの悩みは十人十色で、誰にでも効果のある方法はないといわれていますが、だからこそ、20年以上にわたって睡眠に携わってきた著者が快眠のメソッドを網羅。冒頭には、「本書を読めば、あなたの悩みや体質に合った快眠法が必ず見つかります」と書かれています。

本書では不眠についてはもちろん、すがすがしい気分で目覚めるための方法や、より快適に眠れるようにするための道具選び、食事・運動などの日中の習慣が及ぼす影響など、快眠にまつわるあらゆる情報がまとまっています。

読者にとって親切なのは、自分の悩みを解決するために何をすればいいのかが、目次を見るだけでパッと分かるようになっているところ。第1章の「『起きられない』『いつも眠い』をなくすコツ」では、「朝起きられないとき」「起きてからボーっとするとき」など、悩みが複数の項目に分かれています。そこからさらに「朝起きられないとき」の項目に対して、「目が覚めたら目を閉じない」「目覚まし時計は5歩以上離れた場所に」など、具体的な解決方法を複数掲載しています。いずれの方法も、読むだけで簡単にできるのがポイント。道具が必要な場合も、家にあるものがほとんどなので、手軽に実践できるのではないでしょうか。

世界一美しい食べ方のマナー

美しく見える食べ方には、一つひとつの食べ方に理由があります。例えば、一口サイズに切って食べる、というマナー。一見、当たり前のことに思えますが、なぜこれが大事なのでしょう。もちろん、大口を開けて、同席者に口の中を見せて不快にさせないという理由もありますが、何より一口の量が多いと、モグモグと咀嚼(そしゃく)する時間が長くなり、会話のリズムが乱れてしまうからなのです。本書は7つの基本と48の実例を詳しく紹介し、今まで身に付けられていない食べ方がきちんと身に付くまったく新しい食べ方の本です。


書籍情報

タイトル:世界一美しい食べ方のマナー
著者:小倉朋子
出版社:高橋書店
価格:¥1,200+税

ピックアップコラム

食事をしているときの所作には、長年の癖や習慣が如実に出てしまうもの。自分では意識していなかったことでも、食事を共にしている周囲の人から「マナーがなっていない」と思われている部分があるかもしれません。せっかくおいしいご飯を食べるのなら、美しいマナーで食事をしたほうが自分も周りも楽しめますよね。

本書で大事とされているのは、「食事の場を共にする人たちと、コミュニケーションを取りながら楽しく食べること」「料理をつくってくれた方、食材の命や生産者などに感謝し、最大限おいしくいただくこと」の2つ。この気持ちを表すものこそが、マナーであるといいます。たとえば、口で料理を迎えにいくような食べ方の「犬食い」、料理を器から口に運ぶまでの間に手を下に添える「手皿」はNG。特に後者は、無意識に行ってしまっている方も少なくないのでは。「私は料理についた汁を落としながら食べています」と動作で示しているようなもので、上品な所作ではありません。

では、犬食いや手皿を防ぐには…というのを、分かりやすく解説しているのが本書。イラストでマナーのいい例・悪い例が解説されており、文章だけでは分かりづらい細かい部分も、視覚的に伝わりやすいように工夫されています。「食べ方の基本『食事七則』を知る」「食材・料理別の食べ方を知る」「コース料理の食べ方を知る」と、大きく3つの項目に分かれており、さまざまな食事シーンのマナーを身に付けることができます。

PAGE TOP