おすすめ書籍のご紹介

おすすめ書籍のご紹介 Vol.2

生活に役立つ三冊

ベランダ菜園 スタートBOOK

近年、健康志向や食に対する危機感、そして食育などへの関心の高まりから家庭菜園に注目が集まっています。本書は、手軽に始められる趣味として人気のある『ベランダ菜園』のさまざまなノウハウを紹介した実用書です。今から野菜作りを始める人が覚えておきたい基礎知識から、知っておくと野菜作りがより楽しくなる情報までわかりやすく解説。さらには、『ベランダ菜園』で作った野菜をおいしく食べるためのレシピも多数収録。日常生活のなかで、野菜を育てる楽しさと自然に触れる機会を与えてくれる一冊です。

書籍情報
タイトル:ベランダ菜園 スタートBOOK
監修:平野編集制作事務所
出版社:枻出版社
価格:¥1,200+税

ピックアップコラム

「野菜作りはコンテナ1つで楽しめるんです」――これは、本書の冒頭に書かれている著者からのメッセージ。“ベランダ菜園”は、手軽に始められる趣味として人気がある一方で、土や肥料の選び方、各野菜の育て方、世話の頻度など、知っておきたいことがたくさんあります。『ベランダ菜園 スタートBOOK』は野菜づくりやハーブづくりの基礎知識を中心に、知っておくと便利な知識・テクニックを幅広く収録。これからベランダ菜園を始めよう、という方にぴったりの実用書です。

「ベランダ菜園一年レッスン」という企画では、季節ごとのおすすめ品種である4つの野菜をピックアップ。種まきや植え付けから、発芽までのポイント、間引きの仕方など、収穫までの一連の流れを写真付きでわかりやすく紹介しています。「うまく育たない」という場合に参照する「ベランダ菜園Q&A」では、考えられる原因や対策方法などが載っているのでとても便利。 別のページでは、料理家・こてらみやさんのベランダ菜園ライフを紹介。都心にあるマンションのベランダで野菜やハーブを栽培しており、自家製のハラペーニョピクルスを作ったり、モヒートに摘みたてのミントを入れて楽しんでいるそう。

ほかにも、ベランダ菜園におすすめの野菜やハーブなど、約30品種の育て方を写真やイラスト付きで掲載。収穫したものを使ってのレシピ紹介もあり、ベランダ菜園の楽しみ・喜びを余すところなく知ることができます。

常備菜

テレビや雑誌等でおなじみの人気料理家・飛田和緒さんが自身の家で実際に繰り返し作っているという、保存がきいて冷めてもおいしいお役立ち常備菜を紹介したレシピ本。肉や魚のおかずから、野菜のおかず、乾物や卵を使ったものまでバラエティ豊かな作りおきレシピ100点を掲載。時間がある時にまとめて作っておけば、あとはテーブルに出すだけ。食卓がにぎわうこと間違いなし。普段の食事はもちろん、お弁当のおかずにもピッタリなものばかり。

書籍情報
タイトル:常備菜
著者:飛田和緒
出版社:主婦と生活社
価格:¥1,300+税

ピックアップコラム

「もう一品」というときに、あると便利なのが“常備菜”。作りおきできるおかずのことで、日々の食卓やお弁当、お酒のつまみに合うものなど、種類はさまざまです。『常備菜』では人気料理家の飛田和緒さんが、自身の家の「冷蔵庫に必ずといっていいほど入っている」常備菜をセレクト。2011年の発行ですが、今なおロングセラーを記録しており、「料理レシピ本大賞 in Japan(2014料理部門)」では大賞を受賞しています。

本書は「肉・魚」「野菜」「乾物」「卵」「豆・大豆加工品」「たれ・ソース」の全6章からなる、約100種のレシピを掲載。おいしそうな完成写真をパラパラと見ているだけでも楽しめます。その多くのレシピが、調味料を除けば材料が1~2点で、2~3工程で済むシンプルなものなので、台所へと向かう足取りが軽くなりそうなのも、うれしいポイントではないでしょうか。

また、一つ一つのレシピには、仕上がりがさらにおいしくなるコツや、おすすめの食べ方、日持ちする目安の期間などが記載されています。料理のレパートリーを増やしたい方はもちろん、手づくりにこだわりたいけど時間がない、という方にもおすすめです。本書が気に入った方は、メインのおかずを取り扱った姉妹本『主菜』もありますので、チャレンジしてみては。どちらの本も、日々の料理や食卓をより楽しく・おいしくしてくれる良書です。

保育士おとーちゃんの「叱らなくていい子育て」

毎月30万以上読まれている大人気ブログが書籍に。子供と一生懸命向き合っているのに、なかなかうまくいかない――そんなパパとママに読んでほしい子育て本。子供のためを思って叱っているのに、言うことを聞いてくれない…親であれば、誰しもそんな経験があるはず。子供が「叱られる行動」をとるメカニズムを解明しながら、子供が積み木を投げてしまう時、友達のおもちゃをとってしまう時など、実際に起こりえるさまざまな場面を取り上げて、親も子もみんなが幸せになれる「叱らなくていい子育て」のヒントを紹介する。

書籍情報
タイトル:保育士おとーちゃんの「叱らなくていい子育て」
著書:須賀義一
出版社:PHP研究所
価格:¥630+税

ピックアップコラム

子育ては、かけがえのない喜びを与えてくれる一方で、悩みもつきもの。特に、近年の育児は核家族化や少子化、共働きをする家庭の増加などによって、孤独な環境になりがちです。『保育士おとーちゃんの「叱らなくていい子育て」』は保育園での勤務経験があり、自身も一男一女の父親としての顔を持つ著者が、乳幼児期の子育てのヒントを示した一冊です。

本書では、一般的な子育ての方法になっている「叱る」ことから一歩離れた、子供との関わり方を提案。子供が望ましくない行動をしたときに注意したり、叱ったり「否定」することで、かえって子供が大人の言葉に耳を貸さなくなってしまう可能性があるとしています。

「叱らなくていい子育て」は、自分の感情をしっかり子供に伝えることを入り口に、親子でプラス・マイナスの感情を共感することがポイントです。たとえば、子供が積み木を投げてしまったときは「ダメっ」「危ないっ」と言うのではなく、「危ないからママ困っちゃうな」と表情や声のトーンで悲しんでいることを伝える、というもの。「大好きなお母さんがしてほしくないと思っている」と子供が感じることで、その行動をよくないものだと思うようになり、結果的にそれをしなくなるといいます。

本書の特徴は、子供との接し方を紹介するなかで、子育てに悩み、自分を責める親をも優しく包み込んでいるところ。親も子も楽しく成長していけるヒントになるはずです。

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