野菜をたべよう!

バジル Vol.2

最近は、野菜を店頭で買うのではなく、自宅のバルコニーなどで栽培する方が増えてきています。無農薬で安心・安全、何より自分で育てた野菜の味はまた格別です!「野菜をつくろう!My Kitchen Garden」では、さまざまな野菜の育て方をご紹介しましたが、次は育てた野菜をおいしく調理してみませんか? 野菜ソムリエが、ご家庭の味に華を添え“インスタ映え”するような、おしゃれなオリジナルレシピをご紹介いたします。 今回は、味の引き立て役で人気のハーブ「バジル」と、今が美味しい「ピーマン」を使ったレシピです。

香り爽やか バジルのパンケーキ(2人分)

材料

薄力粉…100g
ベーキングパウダー…小さじ1/2
砂糖…大さじ1
バジル…15g(2~3枝分)
バター…適量
【A】
卵…1個
塩…小さじ1/2
牛乳…90ml
グレープシードオイル…大さじ1
※ない場合はサラダ油やオリーブオイルでも可

レシピ

1. ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜる。

2. ちぎったバジルの葉、茎、【A】の材料をミキサーやブレンダーなどで滑らかになるまで混ぜ合わせる。

3. (1)に(2)を入れて、粉っぽさがなくなるまでかき混ぜる。

4. フライパンを温めてバターを溶かし、(3)を入れて弱火で焼く。

5. 生地の周りが乾いてきたら、ひっくり返して両面を焼く。

6. 付け合わせにベーコンやレタスなどをのせて出来上がり。お食事系パンケーキなので、休日のブランチなどにおすすめです!

野菜マメ知識 ~バジル~

イタリア料理に欠かせないバジル。東南アジアなどでも広く食べられています。乾燥したものも香り豊かですが、生の方がより爽やかな印象を受けます。しかし、生のバジルはとてもデリケートなため、水に長く漬けたり傷がつくと黒く変色してしまいます。また包丁で切ると風味が落ちるので、その都度、手でちぎって使いましょう。ニンニク、松の実、粉チーズ、オリーブ油等と合わせ「ジェノバペースト」にすると長期保存もでき、さまざまな料理にもアレンジしやすいです。

もう一品! ピーマンのコールスロー

子供たちの苦手な野菜とされるピーマンですが、さっと塩ゆですることで、彩りよいまま苦味を和らげることができます。ツナ缶と合わせれば、さらに味がまろやかになりとても食べやすくなりますよ。作り置きもできるので、常備菜としても便利です。 まず、ピーマン3個を縦半分に切り、繊維に垂直に千切りにします。ニンジン50g(約1/3本)も千切りにします。沸騰した湯に塩を入れ、先にニンジンを入れます。30秒後くらいにピーマンを入れ、さらに30秒ほどゆでたらザルにあけて、野菜の色を鮮やかに保つために、さっと水にさらしておきましょう。ボウルに、ツナ缶1缶、マヨネーズ大さじ1、砂糖小さじ1/2、酢小さじ1、コーン30g(缶詰、または冷凍であれば湯通しする)と、水気を切ったピーマンとニンジンを入れて混ぜ合わせます。塩、コショウで味を調えれば出来上がり。お手軽なのでお弁当などにもお薦めです。
今回ご協力いただいたのは…

安部加代子さん:野菜ソムリエプロ

日本野菜ソムリエ認定料理教室「Kayo's Vegetable Laboratory」を主宰し、簡単で素敵に見える、愛情たっぷりな健やかおうちごはんを得意とする。野菜中心の料理教室、食育講演会、コラム執筆、食品メーカーのレシピ開発、雑誌や動画コンテンツ等にもレシピを多数提供している
 
野菜ソムリエ協会 https://www.vege-fru.com/
次回ご紹介するレシピは…

「器もまるごと召し上がれ!大根のポットシチュー」と、「さっぱり爽やか水菜のサラダ」です。

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