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マンションリフォームの費用相場を徹底解説!写真付き事例や料金を抑えるコツも紹介 Vol.15

マンションリフォームの費用は、工事を行う部位や工事内容によって大きく変わります。リフォームを検討する際は、費用相場を把握しておくことが大切です。この記事では、部位ごとのマンションリフォーム費用相場と、費用を抑えるコツをご紹介します。
 
マンションのリフォームを検討する際は、費用がどの程度かかるかが気になるポイントです。大まかな費用相場を把握しておくと、予算に合わせたリフォーム計画を立てやすくなり、見積もりの妥当性を検証する際に役立ちます。
 
この記事では、キッチン、浴室、トイレなど、マンションリフォームの部位ごとの費用相場を詳しく解説します。さらに実際の施工事例を写真付きでご紹介し、リフォーム費用を抑えるためのコツもお伝えしますので、マンションリフォームの参考にしてみてください。
 

マンションのリフォーム費用の相場

マンションリフォームの費用は、工事内容、規模、部位によって大きく異なります。
 
マンションでも管理規約で禁止されていなければ、間仕切り壁を撤去して、室内全体をフルリフォームすることが可能です。室内全体をフルリフォームする際の費用相場は600〜1,000万円で、理想の空間が実現します。
 
部分的なリフォームは部位や工事内容によって費用は異なります。例えば、キッチンをリフォームする際の費用相場は、50~150万円程度です。
 
なお、部分的なリフォームの費用相場は、次の章で詳しく解説します。以下にマンションリフォームの費用相場をまとめていますので、参考にしてみてください。
 

水まわりのリフォーム費用相場

キッチン、浴室、トイレ、洗面所などの水まわりのリフォームは、美観を向上させ、生活の快適性を高めると同時に、マンションの資産価値にもよい影響を与えます。
 
特に水まわりは日常生活で頻繁に使用するため、汚れや傷みなどが蓄積されやすく、定期的な点検や補修、場合によってはリフォームが欠かせません。ここでは、水まわりの部位ごとに費用相場を解説します。
 

キッチンリフォームの費用相場

キッチンをリフォームする際の費用相場は、50~150万円程度です。リフォームの規模や使用する設備などによって費用は大きく変わり、リフォームの範囲が限定されている場合は50万円以下で済むこともあります。
 
コンロなど既存のキッチン設備の交換、クロスの張り替え、床の張り替えなどは規模やグレードにもよりますが、それぞれ30万円前後で済むことが多いでしょう。
 
システムキッチン本体の交換は、デザイン性の高い高級なシステムキッチンに交換すると費用がかかりますが、通常、壁付けキッチンをI型システムキッチンに交換する場合は40〜110万円程度、対面式のペニンシュラキッチンに交換する場合だと60〜200万円程度で交換できます。
 
アイランドキッチンへの交換は、I型キッチンや対面式のペニンシュラキッチンと比較して費用が高くなる傾向があります。アイランドキッチンは多くの化粧パネルを必要とし、さらに自立した構造にするために基礎や配管、電気工事などの追加工事が必要なため、200万円以上になることもあるでしょう。
 

浴室リフォームの費用相場

浴室のリフォーム費用の相場は100~200万円程度です。浴室全体の改装やユニットバス全体の交換などは高額な費用がかかりますが、部分的なリフォームの場合だと50万円以下に収まることもあるでしょう。
 
浴槽はそのままでタイルだけを張り替える場合だと、0.75坪程度の一般的な広さの浴室であれば、床タイルは6万円、壁タイルは10万円程度で張り替えできます。
 
給湯器の耐用年数は約10年ですが、グレードやタイプ、設置場所、工事内容などによって交換費用は異なります。ガス給湯器の交換は8~20万円程度、電気温水器の交換は10~30万円程度が目安です。
 
ユニットバスの交換にかかる費用は100~150万円程度で、内装や給湯器の交換を含めても、多めに見積もって200万円以下でリフォームできるでしょう。
 
浴室のリフォーム費用は、現在の状態や希望の設備によって大きく変動します。リフォーム内容を必要最低限に抑えれば、100万円未満でリフォームできる場合もあり、ハイグレードなユニットバスに交換する場合や浴室を移動したり拡張したりすると、200万円以上の費用がかかることもあります。
 
浴室のバリアフリーリフォームをする場合、手すりや呼び出しボタンの設置だけなら1〜5万円前後で可能です。ただし、介護ユニットバスへの交換は70万円前後の費用がかかります。
 
なお、工事内容によっては、介護保険や補助金制度を利用できる場合があり、適用できると費用を削減できます。
 

トイレリフォームの費用相場

トイレのリフォームにかかる費用は、内装費込みで15~40万円程度が目安です。
トイレ本体の交換費用は、メーカーやグレード、交換するトイレのタイプによって変動し、便器の後ろに貯水タンクがないタンクレストイレは、タンク付きトイレよりも交換費用は高めになります。
 
便器・タンク・便座を自由に選べる組み合わせトイレは7~20万円、便器・タンク・便座が一体となった一体型トイレは8~20万円、タンクレストイレは15~40万円程度が目安です。温水洗浄便座用のコンセントを増設する際は、1.4〜2万円程度の追加費用がかかります。
 
トイレ本体の交換だけでなく内装工事も行う場合、トイレの床材を交換するのにかかる費用は4~10万円(約1畳)、壁紙の交換は3~5万円(約1畳)程度が目安です。
 

洗面所リフォームの費用相場

洗面所をリフォームする際の費用相場は10~50万円程度です。洗面所のリフォーム費用は、洗面化粧台の交換費用と壁紙や床材などの内装費に分けられ、「洗面化粧台だけを交換する」「壁や床も交換する」など、工事内容によって異なります。
 
洗面化粧台はユニットタイプとシステムタイプがあり、洗面ボウルや収納、鏡、照明が一体化しているユニットタイプは、10~20万円程度で交換可能です。
 
壁にカウンターを設置し、好みの洗面ボウルや鏡などを選ぶシステムタイプは、選択するパーツによって費用は大きく変わります。よりハイグレードなパーツを選ぶと20万円以上になることもあるでしょう。
 
内装費の相場は、壁紙の張り替えは5~7万円程度で、1万5,000~2万5,000円程度を追加すると床材の張り替えも同時に行えます。
 

リビング・ダイニングのリフォーム費用相場

リビング・ダイニングのリフォーム費用相場は50~100万円程度で、部屋の広さや工事内容によって大きく変わります。
 
15畳のリビング・ダイニングの場合、壁紙を交換する際の費用の目安は10~17万円程度です。フローリングの張り替えは、15畳の部屋だと30万円程度かかります。
 
間仕切り壁を撤去する場合の費用は、電気工事なしで5~6万円、電気工事ありで11~13万円程度が相場です。間仕切り壁の撤去後に内装もリフォームする場合、内装工事費が追加されます。
 
3LDK(60~70平米)のマンションのリビング・ダイニングにキッチンを含めて間取り変更する場合、すべての費用を含めると350~500万円程度になることがあります。
 

和室のリフォーム費用相場

和室のリフォーム費用の相場は20~100万円程度です。リフォームの内容や使用する資材、工事の範囲などによって費用は異なり、畳の張り替えや、畳からフローリングに変更するだけであれば、20万円もかかりません。和室スペースを増やすために間仕切り壁を撤去したり、デザインなど細部までこだわったリフォームを行うと、数十万円から100万円程度になる場合があります。
 
和室の畳を張り替える場合、裏返しの費用は1畳あたり4,000円前後、表替えは畳表のグレードによって異なりますが、1畳あたり5,000〜2万円程度、畳の新調は1畳あたり1~3万5,000円程度が相場です。和室の畳をフローリングに張り替える際の費用は、フローリングの種類によって異なりますが、6畳の和室だと9~30万円程度になります。
 
掘りごたつを設置など、こだわりのあるリフォームの場合だと50万円程度、和室から洋室へのリフォームは40~100万円程度が相場です。
 

その他の部位のリフォーム費用相場

マンションと一戸建てでは、リフォームで使用できる床材や収納スペースの広さなどが異なります。ここでは、マンションと一戸建ての違いを踏まえたうえで、その他の部位におけるリフォーム費用相場を解説します。

フローリング・床のリフォーム費用相場

カーペット、クッションフロアからフローリング(防音等級L-45の合板フローリング)に張り替える場合、6畳間なら12~15万円前後が相場です。
 
マンションのフローリングの張り替えでは、階下への音の配慮が必要であり、管理規約で定められた防音性能が高いフローリング材を使用する必要があります。
 
なお、マンションの床を変更する方法には、「張り替え」と「上張り(重ね張り)」があり、既存の床材の上に新しい床材を重ねて張る「上張り」のほうが費用は安いです。
 
フローリング以外のマンションの床(6畳)をフローリングに張り替える際の費用は、合板フローリング(防音あり)に張り替える場合で12~16万円程度、上張りの場合で11~14万円程度になります。
 

収納のリフォーム費用相場

マンションの収納リフォームの費用相場は40~60万円程度です。壁面を利用した壁面収納(壁に造り付けの本棚など)の費用は15~45万円程度で、壁とサイズを合わせたオーダー家具か、一定の規格や基準に合わせて設計されたユニット家具を壁に設置します。オーダー家具よりもユニット家具のほうが安価に設置できます。
 
和室を洋室にリフォームする際、押し入れをクローゼットに変更することはよく行われます。6畳の和室の一般的な広さの押し入れをクローゼットにする費用は、27~35万円程度が目安です。
 
マンションに2ヵ所から通り抜けができる広さ2畳程度のウォークスルークローゼットを設置する場合、25~30万円程度の費用がかかります。ただし、間仕切り変更や電気工事が必要な場合は、別途費用がかかります。
 
また、マンションにウォークスルークローゼットを設置する場合、間取り変更リフォームと同時に行うと1回で工事が終わるため効率的です。
 
マンションの玄関の収納スペースを増やす際の費用は5~50万円程度です。土間をつくる場合は30~100万円程度かかります。収納スペースの新設・増設だけでなく、玄関全体をリフォームする場合の費用は、50~100万円程度が目安です。
 

フルリフォームの費用相場

マンションのフルリフォームの費用相場は600〜1,000万円程度です。マンションのフルリフォームとは、専有部分の内装全体を改装することを指し、間取りを変更して3LDKを1LDKや4LDKにすることも含まれます。
 
スケルトンリフォームとは、柱や梁、床などの骨組みだけを残し、内装や設備を全面的に改装するリフォームのことです。配管の交換や大規模な間取り変更を行う際には、スケルトンリフォームが前提になります。
 
一方、フルリフォームではなく、間仕切り壁を撤去したり、新たに設置したりしてリビング空間を拡張・新設するなどの簡単な間取り変更リフォームであれば、100~300万円程度で行える場合があるでしょう。
 
なお、フルリフォームによって新築時よりも建物の機能性やデザイン性、快適性、資産価値が向上すれば、リノベーションと呼ばれることもあります。
 

マンションリフォームの事例

マンションリフォームの費用は、個々のケースによって大きく異なります。これは、お客様のご要望やマンションの状態、リフォーム内容によって、必要な作業や使用する素材が異なるためです。
 
ここでは、明和地所が手掛けたマンションリフォームの事例をいくつかご紹介いたします。リフォームをお考えの際は、ぜひ参考にしてみてください。
 
また、気になる事例がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

開放的で明るい空間と快適性を両立したキッチン

リフォームの概要
 
部位:キッチン
リフォーム時の築年数:築23年
広さ:約5.7平米
価格:約100万円
施工期間:5日
 
リフォームのポイント
・以前は閉鎖的で暗く、圧迫感のあったキッチンですが、吊戸棚と下がり天井を取り除き、明るく広々としたキッチンへとリフォームしました。
 
・新たに食洗機を導入し、日々の食器洗いを自動化。家事の負担が減り、快適でゆとりある暮らしを実現しました。
 
・換気効率がよく、お手入れがしやすい整流板付きレンジフードへ交換し、キッチンの快適さと清潔さを向上させました。
 
・キッチンリフォームの費用相場が50~150万円である中、価格は約100万円と適正範囲に収まっています。
 
ほかのキッチンリフォームの事例につきましては、こちらをご参照ください。

柔らかい光でリラックスできる空間に

リフォームの概要
 
部位:リビング・ダイニング
リフォーム時の築年数:築26年
広さ:約18平米
価格:約85万円
施工期間:約15日
 
リフォームのポイント
・リビングダイニングの天井の梁を活かし、間接照明を設けることで柔らかい空間を演出しました。温もりあふれる空間が心安らぐひとときを創出します。
 
・アクセントのある壁紙にすることで、間接照明造作の下にスポットライトを設置し、雰囲気のある空間に仕上がりました。スポットライトが、印象をさらに高めています。
 
・フローリングと家具の色を合わせることで、空間に統一感を持たせました。木目が自然の温もりを演出します。
 
・価格は約85万円で、リビング・ダイニングのリフォーム費用の相場内に収まっています。
 
ほかのリビング・ダイニングリフォームの事例につきましては、こちらをご参照ください。

柔らかな空間にシックな素材で洗練された雰囲気に

リフォームの概要

部位:和室を洋室に変更
リフォーム時の築年数:築23年
広さ:9.7平米
価格:約65万円
施工期間:約5日
 
リフォームのポイント
・築23年の老朽化が進んでいた暗い雰囲気の和室を、明るい洋室にリフォームしました。
 
・ナチュラルな床材とシックな黒色の建具や窓の額縁を組み合わせ、温かみとメリハリのある空間を演出しました。
 
・洋室の区切りの引き戸を、ガラス素材の建具に変えることで、実用性を保ちながらもスタイリッシュな雰囲気を演出しています。
 
・価格は約65万円で、和室を洋室にリフォームする際の相場内に収まっています。
 
ほかの洋室フォームの事例につきましては、こちらをご参照ください。

和と洋が調和されたこだわりの空間に

リフォームの概要
 
部位:和室
リフォーム時の築年数:築31年
広さ:10平米
価格:約85万円
施工期間:約6日
 
リフォームのポイント
・建具やサッシの額縁にはオーク系の素材を使用し、和の雰囲気を保ちながらもモダンな空間を演出しています。
 
・和室の畳表には耐久性に優れ色褪せしにくい和紙畳を採用。い草畳と比べると費用は高くなりますが、お手入れの負担が軽減します。
 
・樹脂製のインナーサッシを取り付けることで断熱性能が向上し、結露の発生を抑えています。
 
・価格は約85万円で、和室リフォームの相場内に収まっています。

抜群の収納力で常に綺麗な玄関でお出迎え

リフォームの概要
 
部位:玄関
リフォーム時の築年数:築31年
広さ:5.5平米
価格:約60万円
施工期間:約6日
 
リフォームのポイント
・築31年の玄関をリフォームし、モダンなデザインの洗練された玄関に生まれ変わりました。
 
・廊下の床材と建具をウッド調に統一することで、柔らかく統一感のある空間を演出しています。
 
・玄関土間には天井までの高さの扉付きの収納棚を設置し、スペースを有効活用しました。
 
・価格は約60万円で、玄関リフォーム(玄関収納)の相場内に収まっています。
 
ほかの玄関リフォームの事例につきましては、こちらをご参照ください。

マンションリフォームを行うタイミング

新築時の清潔感を維持して快適に暮らしたいのであれば、築5~10年でリフォームを行うのが理想です。築5~10年を経過すると、経年劣化や日常の使用による損耗が目立ち始めてきます。この期間でのリフォームは、家の清潔感を維持し、快適な生活環境を保つのに有効です。
 
築10~15年になると、水まわり設備のリフォームを検討する時期です。水まわり設備は日常的に使用されるため傷みやすく、築10~15年を経過すると、配管や給湯器、排水設備などの劣化や老朽化が目立ってきます。老朽化が進み使えなくなってしまう前に、リフォームすることをおすすめします。
 
築15~20年以上になると、大規模リフォームを検討する時期です。適切な時期に大規模リフォームをすることで、住まいの快適性や安全性、資産価値が大きく向上します。

マンションのリフォーム費用を抑えるためのコツ

マンションリフォームは、工事内容によっては数百万円以上の費用がかかる場合があります。ここでは、マンションのリフォーム費用を抑えるためのコツを解説します。

リフォームの優先順位を決める

リフォームの優先順位を決め、本当に必要なリフォームだけを行うようにすると費用を抑えられます。住まいの快適性や安全性に大きな影響を与えるリフォームを優先的に行い、水漏れや給湯器の故障など早めに対処すべき問題を優先します。
 
また、必要以上の贅沢なオプションを省くことでもコストカットにつながります。キッチンや浴室などは、グレードを少し落とすだけでも費用は大きく変わります。本当に使用するかを考えつつ、リフォーム会社の担当者に予算を伝え、アドバイスを求めましょう。
 

相見積もりを取って信頼できるリフォーム会社を選ぶ

リフォーム費用を抑えるためには、複数社から見積もりを取って比較検討しましょう。リフォーム会社によって得意とする工事は異なるため、複数社から見積もりを取ることで、最も安い会社に依頼できる可能性が高まります。
 
ただし、費用の安さだけを優先するのは禁物です。ずさんな工事をされて住環境が悪化してはリフォームをする意味がありません。これまでのリフォームの実績や利用者の評判なども考慮して、総合的に検討することが大切です。

補助金や減税制度の利用

補助金や助成金、税制上の減税制度を利用すると、リフォーム費用を軽減できます。
 
マンションリフォームに活用可能な補助金・助成金には、長期優良住宅化リフォーム推進事業や既存住宅における断熱リフォーム支援事業などがあります。利用できるものがないか、リフォーム会社の担当者に聞いてみるとよいでしょう。
 
また、住宅ローン控除や特定増改築等住宅借入金等特別控除などの減税制度を利用すると、税金が安くなることで間接的にリフォーム費用の削減につながります。

マンションリフォームの注意点

マンションリフォームは事前に管理組合への申請が必要など、戸建てのリフォームとは異なる注意点があります。ここでは、マンションリフォームにおける主な注意点を解説します。

管理組合への申請が必要

マンションでリフォームを行う際には、管理規約を確認のうえ、工事開始の2〜3週間前までに管理組合に申請し、許可を得なければなりません。管理規約によっては、間取り変更やキッチンの位置変更といったリフォームが禁止されている場合があるため注意が必要です。
 
申請の際には、設計図や工事仕様書、工程表などの書類が必要であり、場合によっては、階や隣接する住戸の住民の同意書が求められることもあります。リフォームをスムーズに行うためにも、手続きの確認と必要書類を早めに準備しておくことが大切です。

マンションの構造を確認する

マンションの構造によっては、間取り変更リフォームや水まわりの位置の変更ができない場合があります。鉄筋コンクリートの壁だけで構成されている壁式構造の場合、壁の撤去はできないため注意が必要です。
 
なお、マンションでリフォームができるのは専有部分だけで、玄関ドアやサッシ、バルコニーなどの共用部分は自由にリフォームできません。専有部分は管理規約で禁止されている工事を除き、基本的には自由にリフォームできるでしょう。

工事前に近隣住民に挨拶回りをする

マンションでリフォームをする際は、工事前に近隣住民に挨拶回りをして工事期間をお知らせすることが必要です。リフォーム工事中は騒音や振動が発生するため、近隣住民に迷惑をかけてしまいます。
 
事前に挨拶をしておかないと工事中にクレームが入り、深刻なトラブルに発展することもあります。挨拶回りはリフォーム会社だけに任せずに、自分自身でも行うようにしましょう。挨拶の範囲は隣2軒と、上3軒下3軒の上下斜めに隣接する住戸に挨拶をするのが一般的です。

マンションのリフォームは予算を立て計画的に行いましょう

マンションリフォームの費用は、工事を行う部位や工事内容によって大きく変わります。リフォームの優先順位を決め、本当に必要なリフォームだけを行うようにすることが費用を抑えるコツです。
 
また、予算が不足する場合は、設備や素材のグレードを少し落とすと予算内でリフォームできる可能性が高まります。
 
明和地所では、お客様の予算に合わせて、最適なプランを提案させていただきます。新築、仲介、賃貸、リフォーム、リノベーションなど不動産に関することは、お気軽にご相談ください。


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不動産鑑定士 三輪 歩己
 
不動産パートナーズ株式会社 代表取締役
https://www.realestatepartners.co.jp/
 
名古屋市立大学薬学部卒。 大学在学中に不動産鑑定士2次試験合格。日本土地建物株式会社にて、不動産鑑定や不動産証券化業務に従事。その後外資系不動産ファンド等にて物件購入・管理・経営企画等業務に従事。約20年間の鑑定・宅地建物取引業の経験を活かし、2020年に不動産パートナーズ株式会社を設立し、代表取締役に就任。同社では、不動産鑑定業・宅地建物取引業に加え、不動産専門の相続診断士として活動を行う。
地元の高円寺では、地域貢献活動を行い、高円寺氷川神社氏子青年会の副会長を務める。

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