想/匠

Vol.32 土間がある家。

※DOMA「クリオ小杉陣屋町」

伝統的な日本家屋には、生活の知恵から生まれた使い勝手の良い優れた空間がたくさんあります。その一つが「土間」です。屋内と屋外の中間的な場所にあたる「土間」は、掃除が簡単に済ませられることから、かつては農具の手入れや炊事など、ゴミの出やすい作業をする上で最適な空間でした。また、近所の人が気軽に訪ねて来て、ちょっとしたおしゃべりをするコミュニケーションの場でもあったそうです。都市生活において、これらの必要性が少なくなるとともに「土間」は狭くなり、今日では「玄関」と呼ばれるスペースになりました。
 
この「土間」をインスピレーションの源として、現代の住まいに反映させた空間が、クリオマンションの「DOMA」です。室内でありながら、室外のような使い方ができる「DOMA」は、陶芸やアートフラワーなど、部屋が散らかりがちな作業を伴う趣味でも気兼ねなく室内で楽しむことができたり、通常は室外に置く自転車やベビーカーを室内に置けるといったメリットがあります。また、「DOMA」と居室や洗面室などをつなげた造りにすることで、空間の使い道が広がり、お子様や家族とのコミュニケーションを育む場としての利用価値も生まれます。「土間」から受け継がれた、作業をする場所としての機能性や半屋外的な利便性、そしてコミュニケーションを大切にしてきた日本の文化が、「DOMA」として甦りました。
 
さらにクリオマンションでは、「DOMA」に窓を設けて外光を取り込むことで、広くて明るい「玄関」を演出。住む人に心の豊かさを与えてくれる高級感のある空間を実現しました。また、大きなモノの出し入れが容易にできる「引き戸の玄関ドア」を採用し、暮らしの創造力を心地よく刺激する贅沢な空間としても最大限の効果を生み出すように工夫をしています。
古き良き日本の文化を今に伝える。日本の伝統と現代の暮らしを融合させて、新しい住まいの形を提案する。それが、クリオマンションシリーズです。
 
※上記はすべての物件に導入しているものではありません。

(2016年10月掲載)
きずなCOMMUNICATION

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