想/匠

一冊の心くばり。 Vol.02

ささいなことも忘れない、という熱い想い。

そのノートには、几帳面な字で、たくさんのお客さまの夢や希望が記されています。営業の鈴木は、日々お客さまの声を受け止め、ペンを走らせてきました。「大きなことから小さなことまで、家を買うときには気になるポイントが尽きないものだと思います」と彼は言います。あの日あの瞬間、お客さまはなにをご要望されていたのか? どんなに、ささいに思えることでも忘れてしまわないように、彼はノートを手にします。質問にはその場でお答えできるように準備をしていますし、確認が必要な場合でもできるだけ早くご返答するように心掛けています。でも、それだけでは足りないことを、彼は実感しているのです。

夢や希望を、できるかぎり形にしたいから。

たとえば、お客さまと会話しているとき、彼はそっと神経を集中します。「お客さまがなにげなく口にされて、そのまま忘れてしまうことって、けっこうあるんです。でも、そんな一言が、本当は実現したいことのひとつだったりする場合もありまして…」。だからこそ、彼はノートをとりつづけています。一生に何度とない買い物だからこそ、願いは可能なかぎり受け止めて、形にするお手伝いをしていきたい。それは彼自身の最大のやりがいです。入社して8年目。彼は、記してきたページの数だけ夢や希望と出会い、ひとすじにマンションの購入をお手伝いしています。使い込まれたノートに変わらぬ想いをこめて。

(2012年11月掲載)
きずなCOMMUNICATION

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