くらしに役立つマネーコラム

【お金クイズ!】こんな時どうする?お金が◯◯してしまったら

執筆者:大西洋平(フリーライター)

買い物をしておつりを受け取る時などに、ボロボロになったお札が混ざっていた経験はありませんか?紙幣はどうしても折れジワがついたり、破れたりすることもあります。みなさんはお金が破損するとそのお金はどうなるのかを考えてみたことはありますか? 
そこで、お金の破損などに関する豆知識をクイズにしてみました。全4問、チャレンジしてみてください! 

第1問 紙幣をうっかり半分に破ってしまったら?

A:損傷度合いに関係なく破れている紙幣は交換できない

B:新しい紙幣と交換して貰えるが、手数料がかかる

C:手数料無料で新しい紙幣と交換できる

破れてしまった紙片をしっかり持っておきましょう。正解はCです。もし破れてしまった紙幣の片方をなくしても、残った紙幣の面積が3分の2以上残っていれば、窓口のある銀行や日本銀行で額面分の紙幣に交換して貰えます。そして、手元にある破損紙幣の面積が5分の2以上3分の2未満の場合は、額面の半額に相当する現金を受け取れます。5分の2未満の場合は、交換して貰えません。現金を全額受け取るためには、紛失した5分の3以上の紙片を探しましょう。

第2問 紙幣をポケットに入れたまま洗濯し、ボロボロになったら?

A:どれだけぼろぼろでも手数料を払えば新しい紙幣と交換してもらえる

B:発覚した場合、マネーロンダリングの罪に問われて罰せられる

C:手数料無料で新しい紙幣と交換して貰える

これも正解はCです。紙幣がぼろぼろになったとしても、誰が見ても紙幣だと見分けがつくのであれば交換して貰えます。その際も第1問と同様手数料などはかかりません。しかし鑑定が必要な場合、民間の金融機関では断られてしまう可能性があります。シュレッダーをしてしまったり、燃やしてしまったりして判別しづらいケースも同様です。こうした場合は、日本銀行の本支店に直接出向いて、本物の紙幣であることを鑑定してもらう必要があります(郵送による依頼は不可)。

第3問 目を離した隙に、子どもが紙幣に落書きしてしまったら?

A:お金のコピーや落書きも偽造に該当し、その事実が発覚すれば罪に問われる

B:そのまま使用しても問題ない。希望すれば、新しい紙幣と交換して貰える

C:迷惑行為とみなされ、新しい紙幣と交換してもらえるが、手数料を徴収される

紙幣に落書き……。小さいお子さんがいるご家庭なら経験したことがあるかもしれません。 
正解はBです。硬貨にキズをつけたり曲げたりすると罪に問われますが、万一紙幣に落書きしてしまった場合でも犯罪には該当しません。 
ただ、あまりにも目立つ落書きだと、店によっては支払い時に受け取りを拒否される恐れもあるでしょう。「そんなお札、自分なら受け取りたくない」と感じるレベルの落書きなら、銀行などで新しい紙幣に交換してもらう方が無難です。大事なお金には落書きしないように、お子さんのいるご家庭は注意しましょう。

第4問 電子マネーを落としてしまったら?

A:どの発行元でも紛失してから24時間以内に手続きをしないと補償されない

B:発行元を問わず最初に受け取った書類に「紛失した際の補償はない」と明記されている

C:大抵の場合は残高を補償されるが、不可のケースもある

電子マネーを持つ人ならこれはぜひ知っておきたいことですね。正解はCです。 
自分の氏名を登録しているプリペイド方式の電子マネーなら、一部の会社を除き紛失した旨を届け出れば、その時点でロックをかけてもらい、残高も保証されます。ただし、所有者情報を登録していない無記名の電子マネーは補償の対象外なので気をつけましょう。

日頃から大切に扱う人のもとにお金は舞い込む!?

あなたは何問正解できましたか?紙幣を破損したり汚れたりすれば、新しいものと交換して貰えるとはいえ、日頃から丁寧に扱いましょう。それに、お金を大切に扱う習慣が身についている人のもとには、自然とお金が舞い込んできてくれるかも!?

クイズの答え
第1問:C 第2問:C 第3問:B 第4問:C 

提供:auじぶん銀行 (2019.11.01)

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