くらしに役立つマネーコラム

お金を貯める体質に!お金が貯まらない3つのチリツモを見直そう

執筆者:三原由紀(ファイナンシャルプランナー)

お金を貯めたいのに、貯まらないという状況が続いている人はいませんか?「高価な買物はしていないのに、いつの間にかなくなっている…」という人もいるでしょう。 

もしかしたら、日々の「ちょこちょこ使い」が原因かもしれません。小さな支出が積もり積もって大きな支出になっていることもあるのです。

気がつかないうちに使っているかも?

その1. スーパーやドラッグストアなどでの「目移り」

スーパーやドラッグストアは、定価よりも安く商品が購入できることが多いです。しかし、定価より安いからと気軽に購入していると、合計金額が予算を超えている可能性もあります。スーパーやドラッグストアに行って、目的以外の商品も買ってしまうことはありませんか?新商品のスイーツやドリンクなどは目に入りやすいところに陳列されていることが多く、興味を惹かれてついつい購入してしまう人もいるでしょう。 

 

その2. セールで半額!「お買得商品」

デパートのセールやファミリーセールなど、買うつもりがなくてもなんとなく足を運び、お得なものを見つけてとりあえず買う、家族の分までまとめて買う……などをしていませんか?家に帰って洋服をしまおうとクローゼットを開くと似たような洋服があったり、流行のデザインが安くなっていると購入しても結局あまり着なかったりという経験がある人もいるでしょう。買うつもりがなくてもお買い得だと思ってついつい買ってしまった金額を積み上げると、大きな金額になっていることに気付くでしょう。 

その3. 定期的にカフェなどに通う「ラテマネー」

カフェでほっと一息つきたいと思う人もいるでしょう。どれくらいの頻度でカフェに行っていますか?「ラテマネー」という言葉があるように、日々何気なく使っている1杯のコーヒー代(ラテ代)も、毎日使っていると案外大きな出費になるものです。

チリツモの支出を減らす工夫をしよう

このように考えてみると、案外ついつい買ってしまう「チリツモ」の支出が多いなと感じる人もいるでしょう。買い物をする時には、下記の2点を意識してみましょう。

判断基準を検討する

目移りしたり、お買い得だと思ったり、好きなお店だから通ったりすることは、悪いことではありません。ただし、判断基準を「安い」「好き」だけではなく、「本当に自分にとって必要なのか」にも目を向けましょう。 

例えば洋服の場合であれば、購入する前に、似たような洋服がないか、本当に着るのか、自分が今持っている洋服に合うのかなどを考えます。購入の決め手を、「気に入ったから!」「安いから!」だけではなく、必要かどうかに意識を向けましょう。特に、セールの時期は季節の変わり目が多いので、季節が変わっても、そして来年以降も着回しができるかを検討材料に入れて、本当に必要なものだけを購入しましょう。 

電子マネーを効果的に利用する

安いからついつい買ってしまう癖が治らない人は、まずはスーパーやドラッグストアで購入する食料品や、お気に入りのカフェで使う予算は一ヶ月いくらと決めましょう。そして専用の電子マネーを用意し、毎週の予算を決めて、その予算分だけをチャージして買い物をすることで、いくら使ったか分かるようになります。 

万が一残高不足になってしまったら、その週は使いすぎてしまったというメッセージにもなります。ただし、オートチャージ機能のある電子マネーを使う場合は、使いすぎていても気づけない可能性があるので注意が必要です。電子マネーの残高をチェックする習慣をつけるとよいでしょう。 

また、スーパー、ドラッグストア、カフェには独自の電子マネーやショップカードがおいてある場合があります。ショップカードでポイントが貯まる、エコバックやマイボトルを持参すればポイント還元や割引サービスを受けられる場合もありますので、賢く利用しましょう。 

3つのちょこちょこ使いと、お金を貯める体質へ変わるためにできることについてお話しました。できそうなことから始めて、お金を貯める体質に改善していきましょう。

提供:auじぶん銀行 (2020.01.06)

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