くらしに役立つマネーコラム

2020.07.01

やりたいことリストの「お金版」をつけてみよう

執筆者:株式会社ZUU
人生で実現したいことについては、ただ漠然と頭の中で考えているだけではなく、「可視化」することが非常に重要です。これは実は「お金」についても一緒。いつまでにどれだけの資産を築きたいか、お金をためて何がしたいか……。こうしたことを書き出すことが一つの突破口になるかもしれません。

人は忘れる生き物だから……

「人間は忘れる生き物」とよく言われます。忘れ物が良くないこととされるように、「忘れる」ことはとかくネガティブなイメージでとらえられがちです。しかしながら「忘れる」ということは人生を生き抜くうえでも重要です。悲しかったこと、つらかったことにいつまでもとらわれていては、なかなか前に踏み出すのは難しいのではないでしょうか。

何かを「やりたい」「実現したい」と思い立った時の熱い気持ちを持ち続け、目標を達成していくためにはどのようにしたらよいのでしょうか。特に「お金」については、「老後のために備えをつくろう」と思い立って貯金や投資を始めても、ついつい当初の気持ちを忘れて目の前のことに無駄遣いしてしまうこともあるかもしれません。

そんなときは目標や、やるべきことをリストに書き出して可視化してみましょう。それを実現するためにはいくらお金が必要なのか、どのように資産を築いていきたいのかなどの具体的なアウトプットがしやすくなります。成功哲学を説いたビジネス書でも、自分が実現したいと思う願望をはっきりさせ、紙に書いて読むことの重要性を説いているほどです。

リストに書くべきことは?

リストへの書き出し方はさまざまですが、ここでは大きく2つに分類してご提案します。「必ず達成したいこと」と「できれば達成したいこと」です。

(1)「必ず達成したいこと」編

まずお金に関することで「必ず達成したいこと」について書き出してみましょう。例えば「65歳までに2,000万円の資産を形成する」や「40歳までに年収1,000万円を達成する」といったことです。

このリストを作る時のポイントは、「複数の視点を持つこと」です。家族や私生活に関連することではどのようなことを達成したいか、仕事においてはどのようなことを達成したいかをそれぞれ考えることで、可視化する際に漏れが少なくなります。例えば「家族」という視点で考えれば「老後の蓄え」に関すること、「仕事」という視点で考えれば「年収」に関することが挙げられるでしょう。

また「仕事」という視点においてはお金だけではなく、スキル的な目標を含めることもポイントです。スキルが高まることは年収が上がることにも結びつきやすいからです。例えば「TOEIC で900点をとる」や「◯◯という資格を取得する」といった具合です。

例)
・ 【家族】65歳までに2,000万円の資産を形成する
・ 【仕事(年収)】40歳までに年収1,000万円を達成する
・ 【仕事(スキル)】TOEICで900点をとる
・ 【仕事(スキル)】◯◯という資格を取得する

(2)「できれば達成したいこと」編

「できれば達成したいこと」編「できれば達成したいこと」としては、優先順位は「必ず達成したいこと」よりは低くなるものの、達成することでより自分の生活が豊かになるようなことを挙げると良いでしょう。

「ゴルフでスコア90を切る」「自分のクルーザーを持つ」など趣味に関することでも良いですし、「電気自動車を買う」「別荘を購入する」など日頃の生活に関することなどもありです。

このようにして列挙していき、そのために必要になりそうな金額も分かれば、そのためにどれくらいお金を貯める必要があるかを具体的に算出することができます。そのうえで「必ず達成したいこと」で挙げた、資産形成の目標や貯蓄目標などを再検討しても良いでしょう。

例)
・ 【趣味】ゴルフで90を切る
・ 【趣味】自分のクルーザーを持つ
・ 【生活】電気自動車を買う
・ 【生活】別荘を購入する

「必ず達成したいこと」「できれば達成したいこと」を挙げた後にすべきこと

このように「必ず達成したいこと」「できれば達成したいこと」を挙げたあとは、具体的にそれを実現するために必要な行動が何か、必要な資金がいくらかを書き添え、リストを完成させます。

書き添えることは、例えば、「40歳までに年収1,000万円を達成する」という目標の場合は「転職によるキャリアアップ」「スキルを活かして35歳までに起業する」など、「ゴルフでスコア90を切る」という目標の場合は「ゴルフ教室に通うために月◯万円を確保する」「月に2回コースを回るために月◯万円を確保する」といった具合です。

このようにリストを完成させたら、次のステップはせっかく作ったリストの内容を忘れないよう工夫していきましょう。先に述べたように、人間は「忘れる生き物」です。紙に印刷して壁に貼ったり、手帳に入れてときどき見たり、スマホやPCのアプリを使っていつも目につくようにしたりと自分が取り組みやすい環境を整えていきます。

今後の人生を有意義に過ごすために

今や人生100年時代と言われます。これからの長い人生の10年、20年、50年を有意義に過ごすためにも、今こそこうしたリストや計画を作り、やるべきことを整理整頓してみてはいかがでしょうか。ゴールをイメージしてこそ、そのためにこれからどんなことをしていけばいいのか、少しずつ現段階でやるべきことが見えてきそうです。
提供:auじぶん銀行 (2020.07.01)

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