不動産売却コラム

公開日:2023.11.17 / 更新日:2023.11.17

【不動産売却】マンションの相場価格を調べる際に知っておくべき注意点とは

所有している不動産を適正価格で売却するには、相場についての理解を深めることが重要です。信頼性の低い相場情報を信じてしまうと、希望より低い価格で売却することになったり、買い手が見つかりにくくなったりするかもしれません。

この記事では、適正の相場を調べられるよう、さまざまな視点から見た調査方法を紹介します。相場を調べる際の注意点も解説しますので、不動産の売却を考えている方はぜひ参考にしてください。

不動産売却の相場を自分で調べられる?

不動産売却では、適正な価格での取引が大切です。対象物件に見合わない高価格を提示しても興味を持ってはもらえません。反対に、相場よりも安い価格で売却することになれば、大きな損失となってしまいます。

不動産を売却する際は不動産仲介会社に依頼するのが一般的ですが、相場を知らなければ提示された査定額が適切かどうか判断できないこともあるでしょう。そのため、不動産を売却したい場合は、事前に相場を理解しておくことが重要です。

相場を調べる方法としては、大きく以下の2つがあります。

・過去の取引価格を調べる
・現在売りに出されている類似物件を調べる

ここからは、上記2つの調査方法について具体的に解説していきます。

マンションの売却相場を過去の取引価格から調べる方法

インターネットの普及により、不動産に関する情報を自分でも調べられるようになりました。しかし、不動産情報サイトの数は多く、どの情報を信頼すれば良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。

ここでは、過去の取引価格から相場を調べられる不動産取引情報サイト「レインズ・マーケット・インフォメーション」「土地総合情報システム」について解説します。実際の取引による情報を提供していることから、信頼度が高く安心して利用できるでしょう。

レインズ・マーケット・インフォメーション

レインズ・マーケット・インフォメーションは、国土交通大臣に指定された不動産流通機構が運営・管理するシステムです。多くの売却実績が集約されており、相場を簡単に調べられます。

売却予定のマンションがある地域を検索すると、その地域の直近1年における取引情報グラフが表示されます。築年数や平米単価を参考に、おおよその相場に理解を深められるでしょう。また、グラフ上の気になる場所にカーソルを合わせて拡大表示すれば、取引の詳細情報も確認できます。追加条件による検索も可能なため、売却予定のマンションにより近い条件で相場を調査できます。

レインズ・マーケット・インフォメーションでは特定の地域を絞り込むことは可能ですが、番地などの詳細までは掲載されません。自身が仲介で売却した際も番地までは公開されないため、安心して登録できるでしょう。

土地総合情報システム

土地総合情報 システムは、20064月より設けられた「不動産の取引価格情報提供制度」に基づき国土交通省が運営している情報サイトです。

不動産の取引価格や地価公示などを閲覧でき、相場の不透明性を解消することで適正価格による不動産売買に貢献しています。

土地総合情報システムでは、過去の不動産取引だけでなく地価公示の検索も可能なため、より具体性のある価格を算定したい場合にも役立つでしょう。なお、掲載されている過去の不動産取引情報は、実際に取引を行なった方を対象としたアンケート結果によるものです。

レインズ・マーケット・インフォメーションと同様に、項目をクリックするだけでほとんどの調査が完了します。対象物件の種類や地域、路線などを選択すれば、その地域の取引価格情報が一覧表示される 仕組みです。専有部分の詳細情報や建物の構造、リフォーム・リノベーション済みなのかそうでないのかまで確認できるため、売却したい物件に類似した情報を見つけやすいでしょう。

マンションの売却相場を類似物件から調べる方法

所有している物件の相場情報が見つからない場合は、調査方法を工夫して類似物件の相場を調査してみましょう。

類似した相場情報を見つけたい場合、まずは条件の似た物件を検索してください。例えば、築年数や広さ、最寄り駅からの距離などが類似した物件を見つけることで、より具体的な取引価格を予想できます。

築年数で比較する場合は1981年以降に建築された物件かどうかがポイントとなります。1981年以前に建築されたマンションは旧耐震建築物に該当するため、買い手が見つかりにくい傾向にあり、売却価格にも影響がおよぶことになりかねません。

また、一人暮らし、ファミリーなど、買い手によって求める広さや周辺環境は異なります。そのため、類似物件を探す際は「最寄り駅から徒歩何分なのか」「どのような間取りか」など、より具体的に条件を絞ることが重要です。

類似物件が見つからない場合

相場を調べるうえで地域を限定することは重要ですが、検索エリア内で類似物件が見つかるとは限りません。類似物件がなかなか見つからない場合は、検索エリアを広げることで見つかる可能性が高まります。

また、「平米単価」(1平方メートルあたりの価格)で検索してみるのもおすすめです。平米単価がわかればおおよその相場を算出できるため、類似物件が見つからない場合に役立つでしょう。

マンションの売却情報なら明和地所の「マンションライブラリー」へ

明和地所の「マンションライブラリー」は、これまでマンションを供給・販売してきた経験をもとに、あらゆるマンション情報を提供しているポータルサイトです。マンション売却をサポートするだけでなく、これまでに取り扱った物件に関する情報をご覧いただけます。

また、過去の売却および購入相場グラフで相場の推移を調べたり、売却益をシミュレーションしたりと、相場に関する具体的な調査が可能です。類似物件探しにお困りの際は、マンションライブラリーをご活用ください。

不動産売却相場を調べる際の注意点

不動産情報サイトの見方を間違えてしまえば、今後の資金計画に大きな影響をおよぼします。以下のポイントに注意して、不動産売却相場の調査を進めましょう。

リノベーション物件を除外して検索する

不動産の相場情報のなかには、不動産会社によってリノベーション済みの物件が掲載されている場合もあります。そのような物件は一般的な中古物件の価格とは異なるため、相場を調べる際はリノベーション物件を除いて検索するようにしましょう。

売出価格と売却価格の違いに注意する

不動産の売却では「売出価格」と「売却価格」の違いを理解する必要があります。

売出価格とは、不動産を売却する側が設定する価格のことで、売り主が自由に金額を決定できます。一方で売却価格は、実際に不動産が売却された際の価格です。

売り主と買い主が価格交渉などを行なった結果、売出価格と売却価格が異なるケースがあるため、相場調査の際には実際の取引価格である売却価格を参考にします。

売却価格を参考にすることで今後の資金計画に役立てられ、資金不足などのリスクを回避できるでしょう。

相場や売り時は常に変動している

1990年前後のバブル崩壊を乗り越え、近年のマンション価格相場は上昇の一途をたどっています。しかし、これまでの過程で下降気味だった時期もあることから、今後も変動があると考えておく必要があるでしょう。

例えば、金融政策の影響や感染症の流行など、あらゆる要素が相場に影響をおよぼします。不動産の需要が高まるだけでなく、買い控えが起こる可能性も否定できません。そのため、売却を検討している場合は、需要が高い時期を見極めて準備する必要があります。

就職や転勤に向けた準備期間である1月~3は、需要が高まる時期の一つです。売り時を逃さないよう準備することで、早期に売却できる可能性が高まるでしょう。

その場で結果がわかるマンション査定なら明和地所の「クイックAI査定」がおすすめ

これまで相場を調べる際は、時間や労力を使ってあらゆる情報を検索する必要がありました。専門用語への理解が必要になるだけでなく、日々の価格変動も考慮しなければならないため「算出した相場が正しいのかわからない」という不安を抱える方も多いでしょう。

明和地所では、適正相場を簡単に調べられる「クイックAI査定」サービスを提供しています。不動産情報を入力するだけで、過去の該当不動産の取引額や周辺エリアの取引額などをAIが素早くチェックし、蓄積された膨大な学習情報に基づいて、査定額を導き出します。最短60秒で査定でき、隙間時間での調査も可能です。

また、売却査定価格と想定賃料のW査定が行なえるため、その地域の需要などにも理解を深められるでしょう。売却のタイミングを逃さないよう、最新の周辺相場に基づいた査定額を月に1回お知らせするサービスも行なっています。

AI査定の詳しい仕組みは、以下の記事をご覧ください。
不動産売却のAI査定は信頼できる?正しいAI査定の使い方を解説!

まとめ

あらゆる不動産情報サイトを活用し、自身でもある程度の不動産相場を調べることが可能になりました。しかし、適正価格を調べるためには、正しい調査方法を実践し、相場の変動などにも注意しなければなりません。

忙しくて時間がない方でも、明和地所のクイックAI査定を利用すれば、隙間時間を有効活用した相場の調査が可能です。「希望の価格で売却したい」「早めに買い手を見つけたい」など、さまざまな要望を実現できるでしょう。

マンションの売却を検討している方は、明和地所のクイックAI査定をお気軽にご利用ください。

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