不動産売却コラム

公開日:2023.11.02 / 更新日:2023.11.02

不動産売却のAI査定は信頼できる?正しいAI査定の使い方を解説 !

現在、さまざまな業界でAI(人工知能)を用いた技術が活用されていますが、不動産業界も例外ではありません。特に不動産売却の方面では、査定額を素早く算出する「AI査定」が注目されています。

しかし、不動産という高額な資産の査定をAIに任せて問題ないのか、査定結果は信頼できるのかなど、疑問や不安を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、AI査定の概要を踏まえつつ、基本的な使い方やメリット・デメリットを解説します。

不動産のAI査定とは

不動産のAI査定とは、過去の該当不動産に関する取引情報、周辺エリアにおける不動産の取引額といったデータを参考にして、おおよその査定額を算出するツールのことです。その名のとおり、AIが膨大なデータを学習・照合・比較しながら査定します。

データの処理能力は人間よりAIのほうが断然優れているため、人力での査定より正確かつスピーディーに算出できることが最大の特徴です。また、AIの性能は今なお進化し続けているので、今後もさらなる発展が見込めるツールといえるでしょう。

実際、不動産業界でも導入が進んでおり、AI査定対応のWebサイトやスマートフォンアプリがたくさん登場しています。そのため、不動産売却を検討しているなら、ぜひ活用したいツールです。

不動産のAI査定の仕組み

AI査定の仕組みは、あらかじめ設けられた項目に沿って情報を入力するという形式が基本です。ただし、入力項目の内容や数はサービスによって細かく異なるので、きちんと確認する必要があります。

サンプルとして明和地所の「クイックAI査定 フォーム」の入力項目を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【STEP01.売却希望条件】
● マンション名
● 部屋番号
● 専有面積(おおよその面積でOK)
● 間取り
● 所在階/総階数
● 建築年(近い建築年でOK)
● 居住の状態(居住中・賃貸中・空室)
● 検討状況(売りたい・貸したい・どちらか検討中)

【STEP02.お客様情報】
● お名前● メールアドレス
● 個人情報の取り扱いに関する同意

このように簡単な情報を入力するだけで、査定依頼ができます。

AI査定の査定額の精度は高いのか

査定額は売出価格を決めるときの指標になる情報なので、できるだけ正確に算出する必要があります。先述したようにAIはデータの処理能力が高いため、人間が同じ手順で査定するより正確かつスピーディーに算出可能です。

ただし、不動産を直接確認するわけではないため、AI査定を利用するにあたって、本当に精度が高いのか気になるところではないでしょうか。

そこで、従来使われている2つの査定方法を踏まえつつ、AI査定の精度を解説します。

不動産の査定には簡易査定と訪問査定がある

AI査定の登場前から現在に至るまで、不動産の査定では「簡易査定」と「訪問査定」という2つの方法が用いられています。

簡易査定(机上査定)とは、実際に不動産へと足を運ばず、依頼者から聞き出した情報や類似物件のデータに基づいて査定額を算出する方法です。不動産会社のスタッフと直接会う必要はなく、電話・メール・Webサイトなどを使って依頼できます。

一方、訪問査定(実査定)とは、不動産会社のスタッフが現地まで足を運び、物件の状態をその目で確認したうえで、査定額を算出する方法です。こちらは依頼者の立ち合いが必要なので、事前にスケジュール調整や書類準備を行なわなければなりません。

実際に不動産の売買契約を結ぶときは、必ず訪問査定を実施する必要があります。なぜなら、簡易査定はあくまで大雑把な査定額しか出せないからです。

AI査定は簡易査定に近いものすが、AIならではの優れた処理能力を活かせる分、簡易査定よりスピーディーに査定額を算出できます。

AI査定のメリット・デメリット

AI査定を利用すれば、依頼者は下記のメリットを得ることができます。
● 気軽に査定が行なえる
● しつこい営業電話が来ない
● 定期的に査定額を伝えるサービスもある

その一方、下記のデメリットも発生するため、あらかじめ注意が必要です。

● あくまでも簡易的な金額しかわからない
● レインズのデータが使えない
● 複数の会社に査定を依頼できない

以下で詳しく解説します。

メリット:気軽に査定が行なえる

簡易査定はサービスによっても変動しますが、査定結果が出るまで数日~数週間程度かかることもあります。不動産会社のスタッフ(人間)が査定する関係上、ある程度の時間を要することは仕方ありません。

一方、AI査定はフォームなどに必要な情報を入力すれば、その場ですぐ査定結果が出てきます。しかも、インターネットが使える環境さえあれば、24時間365日いつ・どこでも利用可能です。

また、AI査定なら不動産会社を訪問したり、スタッフと直接話したりする必要もありません。これらを踏まえると、ほかの査定方法より気軽に依頼しやすい点がメリットといえるでしょう。

特に「今すぐ簡単に査定額が知りたい」「仕事でなかなか時間がとれない」といった方は、AI査定がピッタリです。

メリット:しつこい営業電話が来ない

不動産の査定を依頼する場合、連絡先として電話番号の登録を求められるケースがあります。会社によっては営業電話がしつこくかかってくる可能性もあるため、ストレスの原因になってしまうかもしれません。

しかし、AI査定はメールで査定結果を通知することがほとんどなので、登録する連絡先はメールアドレスくらいです。そのため、煩わしい営業電話に悩まされることもなく、知りたい情報だけ手に入れられることがメリットといえるでしょう。

「マイペースに売却を検討したい」「電話でのやり取りは面倒」といった方にも、AI査定はおすすめです。

また、AI査定なら電話番号以外に登録する個人情報も必要最低限で済むので、情報漏洩のリスクを踏まえても、安心して利用できるサービスとなっています。

メリット:定期的に査定額を伝えるサービスもある

不動産の価値を決める要因は、物件の築年数や状態だけではありません。その不動産を取り巻く環境の変化、該当エリアにおける都市開発の進捗など、外的要因によって価値が変わってくる可能性もあります。

今までの簡易査定では、価値が変動するたび査定を行なわなければならず、依頼者の負担にもなっていました。

しかし、AI査定の場合、定期的に現段階での査定額を伝えてくれるサービスもあります。そのため、依頼者は一度情報を入力するだけで、一定の期間ごとに査定額をチェックできるのです。

外的要因の影響力にもよりますが、不動産の価値が数十万~数百万円で変動するケースは珍しくありません。査定額のお知らせサービスを活用すれば、より高額で売却できる可能性も高まるでしょう。

デメリット:あくまでも簡易的な金額しかわからない

AI査定の精度は簡易査定に比べると高いものの、机上のデータをもとに査定する点は同じです。物件の状態・デザイン・眺望・日当たりなど、現地でしか確認できない部分をAIは加味しないため、あくまでも簡易的な金額しか算出できません。

マンションやアパートといった集合住宅なら類似物件が多いので、ある程度はカバーできますが、構造やデザインがそれぞれ異なる戸建て住宅だと、どうしても精度は下がりがちです。

実際に不動産を売却するときは、不動産会社のスタッフによる訪問査定を依頼し、細かい部分も含めてしっかり査定してもらう必要があります。AI査定と訪問査定では、金額にズレが生じる可能性も否定できないので、あくまで参考価格として認識しましょう。

デメリット:レインズのデータが使えない

不動産の査定では、日本各地の不動産に関する売買情報を取り扱うコンピューターネットワークシステム「レインズ」が活用されています。レインズは不動産会社だけが使えるものであり、外部でのデータの提供を禁止していることが特徴です。

レインズ上には査定に役立つ有用なデータがたくさん存在していますが、今のところAI査定でそのデータを使うことはできません。各不動産会社が独自に集めたデータや公共の場に出ているデータを使って査定するので、売却価格とのギャップが生じる可能性もあります。

AI査定とレインズによる査定を比べた場合、前者は純粋に比較できる情報量が減ってしまうため、自分が売りたい不動産を専門的に取り扱う会社のAI査定を利用しましょう。

デメリット:複数の会社に査定を依頼できない

AI査定と一口にいっても、さまざまなサービスがあるので、どれを利用すべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

もしマンションの売却を検討しているなら、明和地所の「クイックAI査定」がおすすめです。簡単なマンション情報を入力するだけで、AIが高額売却につながる見込み額を最短60で、しかも無料で査定します。

必要な個人情報はお名前とメールアドレスだけであり、電話番号を登録する必要はありません。査定結果は必要情報を入力後すぐにWeb上で確認できるので、気軽にご利用いただけます。

さらに、クイックAI査定は売却のみならず、賃貸に対応していることも大きな特徴です。売却査定額と想定賃料をダブルで提示するので、賃貸経営を検討されている方にも役立つでしょう。

また、クイックAI査定をご利用いただいた場合、毎月1回のペースで最新の相場に基づく査定価格をメールにてお知らせしています。

「将来的に売却するかも」「ベストタイミングで売却したい」などと考えているなら、ぜひご利用ください!

【マンション】不動産売却のAI査定なら明和地所がおすすめ

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まとめ

AIを用いた技術は不動産業界でも活用されていますが、AI査定もその一つです。AIならではの優れた処理能力によって、簡易査定よりスピーディーに査定額を算出できます。

気軽に利用できる、営業電話を回避できるといったメリットを得られる一方、いくつかのデメリットもありますが、それぞれ把握したうえで適切に使えば、不動産売却の大きな助けとなるでしょう。

また、AI査定は今後もさらなる発展が期待できるので、将来的に売却を考えている方もぜひチェックしてみてください。

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