不動産売却コラム

公開日:2024.06.28 / 更新日:2024.07.23

家をすぐ売りたい!早く高く売るための不動産買取・仲介・買取保証の選び方を解説

家をすぐ売りたい場合は買取が最適な売却方法ですが、状況によっては仲介や買取保証の方が適することがあります。この記事では、家を早く売るための売却方法を解説します。買取と仲介、買取保証の違いがわかり、最適な方法で家を売れるようになるでしょう。

相続や離婚など、家をすぐに売りたい事情がある場合、不動産会社に家を直接買い取ってもらう「買取」という方法は有効な選択肢の一つです。しかし、買取にはいくつかの注意点があり、すべてのケースで最適とは限りません。

家をすぐに売りたい場合、買取以外にもいくつかの方法があります。この記事では、家をすぐに売るための方法や、高く売るための方法などを解説します。家をすぐに売りたい方は、最適な売却方法がわかるようになるでしょう。

すぐに家を売る方がいいケース

住宅ローンの返済が困難になり返済の目処が立たない場合は、家をすぐ売るのが望ましいです。滞納を続けていると家を競売にかけられる可能性があり、売却価格は市場価格の5~7割程度になってしまいます。

金融機関の同意が得られると任意売却という方法で家を売却でき、競売よりも高値で売れる可能性が高いです。

また、離婚する際も共有名義の不動産は早めに売って現金化することで分ける財産が明確になり、トラブルを避けやすくなります。相続時の遺産分割も同様で、不動産を売却して現金化することでトラブルを避けられます。

仲介を依頼しているけどなかなか売れない場合や、転勤や親の介護で現在の家に住めなくなった場合なども早めに売るのがよいでしょう。

家をすぐ売りたいときは買取がおすすめ

家を売る方法には、通常仲介、買取、買取保証、リースバックの4つがあります。家をすぐ売りたい場合は、これらの方法の中でも買取がおすすめです。

家を売る4つの方法にはそれぞれ特徴があり、目的に応じて選ぶことが大切です。

通常仲介は家を高く売りたい場合に適します。市場に出して買い手を探すため、時間がかかることがありますが、高値で売却できる可能性が高いです。

買取は家をすぐ売りたい場合に適します。不動産会社が直接買い取るため、短期間で現金化できますが、売却価格は市場価格より低くなることが多いです。

買取保証は家を期限までに売りたい場合に適します。一定期間内に仲介で売れない場合、事前に決めた価格で不動産会社が買い取るため、安心して売却を進められます。

リースバックは売った家に一定期間住み続けたい場合に最適です。家を売却した後も賃貸契約を結ぶことで、そのまま住み続けられます。

明和地所の仲介では、これら4つの売却方法のすべてに対応しています。不動産の即時現金買取サービスも行っていますので、お気軽にご相談ください。

家をすぐ売りたいときは買取がおすすめの理由

家をすぐ売りたいときは買取がおすすめですが、その理由は不動産会社が直接買い取るからです。ここでは、家をすぐ売りたいときは買取がおすすめの理由を詳しく解説します。

最短1週間で現金化が可能

仲介の場合、買主を見つけるまでに時間がかかるため、売却期間が長くなる傾向があります。一方、買取の場合は不動産会社が直接買い取るため、買主探しが不要で、数週間程度での売却が可能です。

何らかの事情で早急に現金が必要になった場合、仲介だと高く売れる可能性はあっても現金化は遅くなってしまいます。現金化が遅れると法的な問題が発生したり、精神的なストレスを抱えたりすることがありますが、買取だとそのような心配はなくなります。

明和地所の仲介の「即時現金買取サービス」なら、問い合わせてから最短1週間での現金化が可能(※)です。まずはお気軽にお問い合わせください。

※買取審査にお時間をいただく場合がございます。また、当社買取基準に適合しない場合、買取ができない場合がございます。

確実に売却できる

家をすぐに売りたい場合、買取では不動産会社が直接物件を買い取るため、確実に売却できます。一方、仲介では不動産会社が営業をして買主を探さなければならず、買主が見つからなければ売却できません。

じっくりと時間をかけて可能な限り高値で売却したい場合は仲介が最適ですが、家をすぐに売りたい場合は、売却価格が市場価格より低くなっても確実に売却できる買取が適しています。

なお、買取は個人ではなく資金力のある不動産会社が買い取るため、契約が解除されるリスクは低いです。ただし、リスクはゼロではないため、買取を依頼する際は、買取実績が豊富で資金力があり、信頼できる不動産会社に依頼することが大切です。

手間がかからない

買取の場合、売却に関する手続きはすべて不動産会社が行うため、売主はほとんど手間がかかりません。不動産会社を訪問して買取審査・査定を受け、提示された買取金額に納得できれば売買契約を締結すると売買代金が支払われます。仲介のような売却活動(内覧対応、契約交渉など)は不要です。

仲介では、購入希望者が物件を見学に訪れるため、売主は内覧のたびに部屋の掃除や来訪者への対応を行う必要があります。複数の購入希望者が内覧する場合、その都度対応が必要です。

内覧の日程調整や購入希望者とのやり取り、部屋の掃除は売主にとって大きな負担となりますが、買取では査定の際に不動産会社の担当者だけの対応で済みます。内覧対応などの売却活動が不要で、すぐに家を売却できることや、一般の市場には出ないため、人に知られることなく売却できることは買取のメリットです。

物件の状態に関わらず買取が可能

買取の場合、修繕やリフォームが必要な場合でも、そのままの状態で買い取ってもらえます。水まわりなどの住宅設備に不具合があっても修理は不要です。室内に家具や家電などの不用品がある場合でも、業者に頼んで撤去する必要はありません。

仲介ではリフォームや不用品処分が必要になることがあり、そのための手間や費用が発生しますが、買取ではそのままの状態で売却できるため、手間がかからないのが特徴です。

ただし、老朽化が激しい場合や再建築が不可能な場合は、不動産会社がリスクを考慮して買取を拒否することがあります。買取が不可になるかどうかは不動産会社が物件を確認して調査を行う必要があるため、まずは相談されることをおすすめします。

仲介手数料が不要

買取の場合、不動産会社が物件を直接買い取るため、仲介手数料はかかりません。これにより、売却にかかる費用を抑えられ、手取りを増やせます。仲介手数料がかからないことは、買取のメリットの一つです。

仲介で売却する場合、「成約価格(税抜)×3%+6万円+消費税」を上限とする仲介手数料がかかります。例えば、成約価格が6,000万円の場合、約204万円の仲介手数料が必要です。これとは別に、特別に依頼した広告の料金や遠隔地への出張旅費などの実費を別途請求される場合もあります。

なお、仲介手数料を無料や半額にしている不動産会社もあり、仲介で売却すると必ずしも仲介手数料がかかるわけではありません。

早く家を売りたいときの注意点

家をすぐ売りたいという焦りは、思わぬ不利益を招く可能性があります。家を早く売りたい気持ちになるのは自然なことですが、焦らず冷静に行動することが大切です。ここでは、家をすぐ売りたいときの注意点を解説します。

買い叩かれないよう注意する

焦って家を売ろうとすると、不動産会社に買い叩かれる可能性があります。焦っている売主につけ込んで不当に低い価格を提示したり、契約内容に不利益な条項を盛り込んだりする悪徳業者も存在します。

十分な調査を行わずに業者を選ぶと、詐欺被害に遭う可能性があるため、複数の不動産会社から査定を受け、適正な買取価格を提示する信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。

また、買取の場合は相場よりも買取金額が低くなる傾向があるため、値引きの余地を考慮したうえで検討することも大切です。焦らずに行動し、信頼できる不動産会社との取引を心掛けましょう。

相場価格を把握しておく

不動産会社が提示する買取金額が妥当かどうかを判断するには、売主自身が相場価格を把握しておくことが重要です。買取の場合、買取金額は相場価格の7~8割程度になるのが一般的であり、相場価格を把握しておくと買取金額の目安になります。

相場価格は、不動産情報サイトや国土交通省のデータなどを参考にすると、おおよその金額がわかります。不動産の相場価格は、地域や物件の状態、市況などさまざまな要因によって変動するため、一概にいくらとはいえませんが、だいたいの目安を把握することは可能です。

契約内容をよく確認する

不動産会社と売買契約を締結する際は、契約書や重要事項説明書などの内容を十分に理解したうえで署名捺印することが大切です。納得できない場合は担当者に説明を求め、疑問点はすべて解消しておきましょう。疑問点を残したまま契約してしまうと、後々トラブルに発展する可能性があります。

契約内容では、「買取価格」「引き渡し時期」「違約金の有無」が特に重要です。不利な条件がないかを確認したうえで署名捺印をするようにしましょう。

家が売れてお金が入るまでの流れ

家を早く売りたい場合、現金が手元に入るタイミングが気になるところです。特に、現金化を急いでいるときには、1日でも早く現金を手にしたいと考えるでしょう。ここでは、買取と仲介、買取保証で家を売却するときの、お金が入るまでの流れを解説します。

買取の現金化までの流れ

買取で家を売却する際の現金化までの流れは次のようになります。

①不動産買取に対応している不動産会社を探す
②買取審査・査定を受ける
③買取価格が提示される
④売買契約を締結する
⑤売買代金が支払われる

買取による売却は、仲介に比べて非常に速いことが特徴です。不動産会社に相談してから現金化までは数日から数週間程度が一般的で、特に現金化を急ぐ場合に適しています。

買取は不動産会社が買主になり、すべての手続きを一括で行うため、売主の負担が少ないです。煩雑な手続きや売却活動、内覧対応などが不要なため、手間がかかりません。

ただし、物件の状況によっては買取が不可になることもあるため、複数の不動産会社に査定を依頼することが重要です。

仲介の現金化までの流れ

仲介で家を売却する際の現金化までの流れは次のようになります。

①仲介を依頼する不動産会社を探す
②査定を受ける
③媒介契約を締結する
④売却活動を開始する
⑤買主と売買契約を締結する
⑥物件の引き渡しと決済が行われる

物件の引き渡しの時点で売却代金が手元に入りますが、仲介の場合、買主を見つけるための売却活動が必要です。媒介契約を締結してから売却までには通常2~3ヵ月程度の期間がかかり、市場の状況によってはさらに時間がかかることもあります。

仲介による売却は買主が見つかるまでの時間が不確定なうえ、確実に売れるとは限りません。

家を早く売るためには、仲介実績が豊富な不動産会社を選ぶことが特に重要です。

買取保証の現金化までの流れ

買取保証で家を売却する際の現金化までの流れは、一般的な仲介売却と買取の両方の要素を含んでいます。一定期間内に仲介で売却できなかった場合、不動産会社が物件を直接買い取ることで確実な現金化を実現しており、現金化までの流れは以下のとおりです。

①買取保証付き仲介を依頼する不動産会社を探す
②査定を受ける
③買取保証の申し込みと媒介契約を締結する
④売却活動を開始する
⑤買主と売買契約を締結する
⑥物件の引き渡しと決済が行われる

契約で定められた期間内(3ヵ月程度が一般的)に買主が見つからなかった場合、不動産会社が設定した買取保証価格で家を買い取ります。

買取保証の場合、現金化のスピードは即時買取よりも遅れますが、まず市場で高く売れるチャンスを試みるため、高い価格で売却できる可能性があります。

買取よりも高く売りたい場合は仲介がおすすめ

ここまで説明した「買取」「仲介」「買取保証」はそれぞれメリット・デメリットが異なります。仲介は売却までの時間がかかりますが、買取より高い価格での売却が期待できます。それでは、詳しく見ていきましょう。

買取と仲介の違い

家を売却する相手が異なることが、買取と仲介の最大の違いです。買取の場合、不動産会社が直接物件を買い取ることが特徴であり、買主としての立場を不動産会社が引き受けます。一方、仲介は不動産会社が買い手を見つけて売買契約を成立させる手続きを行います。

早く売りたい場合は買取が適し、高く売りたい場合は仲介が最適です。買取と仲介の違いを理解することで、目的や状況に応じた最適な売却方法を選べます。

仲介のメリット・デメリット

仲介のメリットは買取よりも高額で売却できる可能性があることです。不動産会社が広告や独自のネットワークで物件を広くアピールし、複数の買い手候補を見つけるため、市場価格での売却が期待できます。

一方、デメリットとしては媒介契約締結から売却するまでに2~3ヵ月程度の期間がかかることであり、必ず売れるとは限りません。早く売れたとしても、買主が住宅ローンの審査に通らなかったり、何らかの事情で契約を解除されたりすることもあります。

また、仲介だと仲介手数料がかかることや、買取では免責されることがある契約不適合責任(瑕疵担保責任)が免責されないこともデメリットです。これらのデメリットを承知しても、少しでも高く家を売りたい場合は、仲介による売却をおすすめします。

仲介と買取を併用する「買取保証」という選択肢もある

先述しましたが、一定期間内に買い手が見つからなかった場合に、不動産会社が物件を買い取ってくれる買取保証付き仲介という選択肢もあります。

買取保証付き仲介は、買取と仲介の両方のメリットを享受できることが魅力です。不動産の現金化に3ヵ月程度の余裕があり、市場価格での売却の可能性を残しつつ、期限までに確実に現金化したい方におすすめできます。

ただし、買取保証が発動した場合、仲介で募集している金額で買い取ることはなく、販売価格より買取金額は安くなる点に注意が必要です。

なお、買取保証付き仲介はすべての不動産会社が対応しているとは限りませんが、明和地所の仲介では買取保証サービスを提供しています。高値売却を追求しつつ、期間内に確実に家を売りたい場合はお気軽にお問い合わせください。

家を「早く」「高く」売るためのコツ

家をすぐ売りたい方にとっての理想は、「高値でかつ迅速に売る」ことですが、そのためにはコツがあります。ここでは、家を「早く」「高く」売るためのコツを解説します。

目的に合致する最適な売却方法を選ぶ

売却価格を優先するか、売却スピードを優先するかに応じて、仲介、買取、買取保証などの方法を選ぶとよいでしょう。

現金化の時間的な猶予がなく、相場価格より低くなっても早急に売りたい場合は、買取を選ぶのが賢明です。現金化に3ヵ月程度の余裕があれば、買取保証を選ぶことで買取よりも高く売れる可能性があります。

売却スピードよりも売却価格を優先させたい場合は、仲介がおすすめです。なお、仲介で売却する際に相場より低めの金額で売り出すと、早く売れる可能性があります。

どの方法がよいかわからないときは明和地所の仲介にご相談ください。

信頼と実績のある不動産会社を選ぶ

家を「早く」「高く」売るためには、複数の不動産会社を比較して、信頼と実績のある会社を選ぶことが大切です。

不動産会社を選ぶ際、査定額は重要な要素ですが、意図的に高めの査定額を提示する会社もあるので注意が必要です。ただし、買取での査定額が高い場合は除きます。

査定額を比較する際、買取の場合は査定額がそのまま売却価格になりますが、仲介の場合は必ずしも査定額で売れるとは限りません。査定額だけでなく、仲介の実績や利用者の評判、担当者の人間性なども考慮して、信頼と実績のある不動産会社を選びましょう。

必要書類を早めに準備する

権利証や固定資産評価証明書、印鑑証明書など、売却に必要な書類は早めに準備しておきましょう。家を早く売りたい場合、必要書類の準備が遅れると現金化も遅れてしまいます。

不動産売却に必要な書類一覧
・権利証(または登記識別情報)
・登記簿謄本(または登記事項証明書)
・売買契約書
・重要事項説明書
・固定資産税評価証明書
・固定資産税納税通知書
・建物図面および各階平面図
・地積測量図
・境界確認書
・管理規約および使用細則(マンションの場合)
・過去のリフォーム履歴や修繕記録
・印鑑証明書
・住民票
・本人確認書類
・ローン残高証明書
・物件のパンフレット

これらの書類は、不動産会社の指示を待たずに早めに準備しておくと、スムーズに売却手続きが進みます。

家をすぐ売りたい場合は目的や状況に合った最適な売却方法を選びましょう

何らかの事情でお金が必要な場合、不動産の早期売却による現金化は有効な手段です。早く家を売りたい場合、買取による売却が最も早く現金化できる方法ですが、時間に余裕がある場合は、仲介や買取保証の方がより高く売却できる可能性があります。

どの売却方法がおすすめかは人によって異なるため、専門家に相談することをおすすめします。

「家を早く売るにはどうしたらいい?」
「自宅を高く売る方法を知りたい」
「マンションや中古住宅を早く売るためのポイントを知りたい」

などのご質問があれば、明和住宅の仲介にお気軽にお問い合わせください。お客様の状況に合う最適な売却方法をご提案させていただきます。

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