ディスカバー北海道

市民の憩い
-OTARU CITIZEN'S REST-

その土地の本当の魅力は、結局のところ、わずか数日間の旅行では味わい尽くせないものなのかもしれません。実際に暮らしてこそ、分かる良さというものがあるはず。そこで小樽市民に「憩い」をテーマに質問してみました。地元の人たちは、小樽のどこに集うのでしょう? お花見スポットは? 絶景スポットは? 返ってきた答えから見えてくる小樽は、ガイドブックとはまた違った姿を見せてくれます。

海と山を一望できる眺望の名所

手宮公園

小樽市民の憩いの場といえば、決まって出てくるのが「手宮公園」です。小樽市総合博物館本館のすぐ近くにあり、公園内には陸上競技場や緑化植物園などもあります。高台に位置するため、海と山々を一望することができ、解放感が味わえます。
また、手宮公園といえば小樽屈指の桜の名所としても有名で、見頃は5月上旬から中旬頃です。エゾヤマザクラやソメイヨシノといった約690本もの桜が咲き誇り、市民の目を楽しませています。小樽で花見といえば、当たり前のように手宮公園を思い浮かべるのです。
大きなイベントやライトアップなどは無いので、のんびり北海道の春を満喫できます。

手宮公園

所在地:小樽市手宮2丁目 アクセス:JR小樽駅バス15分(中央バス「手宮バスターミナル」下車徒歩10分) 
電話:0134-32-4111(公園緑地課)

展望台からの小樽市街地夜景

天狗山

標高532.4mの天狗山も、小樽のシンボル的な存在です。冬はスキー場となり、市民から観光客までリゾート地として親しまれています。 山頂から見る景色は、いつの時間帯も趣があります。たとえば昼の明るい時間に山頂に登ると、眼下に小樽の街並み、小樽湾、積丹半島まで見渡せ、その距離感の近さに驚かされるはずです。そして日没後は、北海道三大夜景とも言われる美しさ。光に照らされた小樽の街並みは、まるで漆黒の海に浮かび上がるようです。

天狗山山頂へは、ロープウェイが運行しており、30人乗りのゴンドラで、片道約4分間の空中散歩。山頂には展望台の他、夏期のみ営業のシマリス公園や、天狗山神社、土産物店など、見どころがいっぱいです。家族でもカップルでも友だち同士でも、それぞれの楽しみが見つかりそう。また、頂上は広々とした森があり、のんびりと散策しながら眺望の異なる5つの展望台を楽しめます。

天狗山 5つの展望台

■ 天狗桜展望台
樹齢100年を超える「天狗桜」と呼ばれているエゾヤマザクラがあり、小樽市内で一番最後に咲くと言われる桜。5月中旬~下旬開花。桜が咲いている時期は、小樽の街並みとのコラボが味わえます。

■ 屋上展望台
山頂駅舎の屋上にあり、5つの展望台で最も高い場所にあり、視界が広い展望台。

■ 第1展望台
天狗山の勾配が急な特徴がよくわかり、ロープウェイを間近に、街を鑑賞できる展望台。山頂駅の脇は天狗山最大の傾斜40度のスキーゲレンデをご覧になれます。

■ 第2展望台
小樽市街地全体がすっぽりと視野に納まる。手前の森林と港町のコントラストが見事。

■ 第3展望台
自然あふれる森林を潜り抜けたところにあり、四季折々に色合いを変える山の景色を楽しめます。前方には、天狗岩があります。

天狗山ロープウェイ

所在地:小樽市最上2-16-15 アクセス:JR小樽駅バス20分(「天狗山ロープウェイ」下車) 電話:0134-33-7381 
営業時間:9:00?21:00(季節により変動あり) ※冬季はスキー場ロープウェイとして運行 
定休日: 4月、11月に整備のため運休あり 料金:大人往復1,200円 子供往復600円

https://tenguyama.ckk.chuo-bus.co.jp/