ディスカバー北海道

グルメ
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北海道グルメと言えば、海鮮やラーメン、ジンギスカンが有名ですが、それだけではありません。開拓時代から継承される郷土料理や、新・郷土料理と呼びたくなるような新鋭グルメ、地元素材を使った地域をPRするグルメなど、おいしいものが溢れています。いしかりエリアを代表するバラエティに富んだ6つのグルメを紹介します。

ブームからソウルフードに昇華した札幌の「スープカレー」

新・札幌グルメ「スープカレー」

「スープカレー」は、2000年代に札幌でブームとなり、今やラーメンと肩を並べるソウルフードです。その名の通りサラサラとしたスープ状のカレーで、具材に大きな野菜が入るのが特徴です。カレーとライスは別盛りで「ライスをスプーンですくい、スープカレーに浸して食べる」、「スープカレーをライスにかけて食べる」、「ライスをスープカレーに投入して食べる」など、さまざまな食べ方があります。札幌市内にはたくさんの専門店があります。お気に入りの味を見つけて下さい。

北海道を代表する伝統的な鍋料理

長年親しまれる郷土料理「石狩鍋」

「石狩鍋」は、ジンギスカン、ちゃんちゃん焼きとともに北海道の三大郷土料理の一つとして選ばれた、石狩市発祥の郷土料理です。開拓当時の石狩地方ではサケ漁が盛んで、漁師たちは大漁の祝いにサケのぶつ切りやアラをそのまま味噌汁の鍋に入れて食べていました。昭和20年代に地引網漁を見に来た観光客に振る舞ったところ評判となり、そのおいしさは今では全国的に広がっています。サケの身のぶつ切りとアラを入れ、キャベツやタマネギの甘さを引き出し、豆腐、ツキコンニャクなどを加えて味噌で仕上げます。最後に山椒をかけるのが正統派の食べ方。市内の飲食店で提供されています。

豊かな香りが食欲を誘う

江別産小麦「ハルユタカ」を使ったパン

江別はいしかりエリアでも有数の小麦産地として知られています。その中でもパン作りに適している品種が「ハルユタカ」です。栽培が難しく流通量が少ないため、幻の小麦と呼ばれています。江別市内にはハルユタカを使ったパンを販売しているお店がいくつかあります。香り豊かで味わい深いおいしさは、パン好きを唸らせるほど。すぐに売り切れることもあるようですので、見つけたときは迷わず購入してください。

幻の製法で作られた極上のハムとソーセージ

北広島市 とろける旨味のハムとベーコン

「エーデルワイスファーム」では、本場ドイツでも見られなくなった幻の製法に独自の技術を加えた商品づくりを行っています。氷温熟成によって脂身までとろけるようなベーコンを厳冬期に切り倒し、2年以上も乾燥させたオーク(ナラ)の樹でスモークすることで、絶妙な香ばしさを与えています。ベーコンの原材料は、豚肉と塩・砂糖・香辛料、そして少量の亜硝酸塩のみ。手間暇かけた製法と、そのおいしさは「国際味覚審査機構」で、2年連続3つ星を受賞するほど。通販や全国の催事のほか、北広島市内の直売店で販売しているので、ドライブの際に立ち寄ってみてください。

所在地:北広島市輪厚531-7
電話番号:011-377-1723
営業時間:【4月~10月】10:00~17:00 【11月~3月】10:00~16:00
定休日:営業日カレンダーによる
URL:https://www.someplace-else.com/shops/
北のハイグレード食品

千歳産の鶏卵がおいしいご当地グルメ

地元タマゴを使ったご当地グルメ「千歳バーガー」

千歳バーガーは、生産量北海道トップクラスを誇る千歳産の鶏卵を使った「ご当地グルメ」として2014年に誕生しました。認定条件は「千歳産の卵を使って挟む・包む・巻くこと」と、いたってシンプル。市内の各店が趣向を凝らし、「たい焼き風バーガー」、「チキン南蛮風」などオリジナリティの高い商品を販売しています。イベントや期間・数量限定で販売されることが多いですが、市内の「もりもと千歳本店」では、「千歳バーガー~ぎゅうたま~」を通年販売しています。千歳産小麦「春よ恋」で作られたバンズに、十勝若牛®を使用したパテ、新鮮野菜、チーズをサンド。千歳へお越しの際は、いろいろなバーガーを味わってください。

千歳バーガー協議会
https://burger.welcome-to-chitose.jp/

恵庭で味わうラテアート「火の鳥」

ラテアート日本一の技を味わう恵庭市のCAFE

「CAFE食堂.キズナ」は、「UCCコーヒーマスターズ2019」のラテアート部門の優勝者が入れる一杯を味わえるお店です。腕を振るうのはバリスタの浅野佳織さん。2018年に発生した北海道胆振東部地震で被害を受けた人たちを励まそうと考案した、「火の鳥」と「卵から生まれたヒヨコ」の2種類のデザインが高く評価されました。きっとあなたもカップの上に浮かぶ見事なラテアートを目の前に「飲んでしまうのがもったいない」、「温かいうちに飲み干したい」という葛藤に悩まされることでしょう。お客さんからリクエストを受けることも多く、ハロウィンなど季節を感じるデザインを披露することもあるそうです。「ラテアートになじみのない人にも親しんでほしい」と、いつもお客さんを笑顔で迎えています。

所在地:恵庭市黄金中央4丁目3-11
電話番号:0123-34-2218
営業時間:【ランチ】11:30~14:30 【カフェ】14:30~17:00 【ディナー】17:00~21:00 日曜のみ16:00閉店(L.O.15:00)
定休日:火曜日 ※場合により不定休あり
URL:https://cskizuna.owst.jp/