ディスカバー北海道

メーベルトーコー
-MÖBEL TOKO-

「The one and only」をめざして

メーベルトーコーのものづくりの特徴は?

創業から44年。日本家具の源流といえる旭川の地に優れた職人を擁する工場を構え、暮らしのなかに活きる家具づくりを追求しています。 旭川で脈々と培われてきたフロンティアスピリッツをもって、この地の森を愛し、木の声を傾けるところから発想する。それが、私たちの家具づくりの原点です。

どんな点にこだわっていますか?

あたりまえですが、家具づくりに不可欠な素材選びには、ことのほかこだわっています。多くの経験から養われた良いものを見分ける目。触るだけでわかる、確かな目利きこそ、家具づくりの原点です。また、工場内は分業ですが、ここだけは譲れない、こだわりの業があります。ひとり一人のプロフェッショナルの力が、一本の線でつながる生産工程を経た家具。その完成度を、見て触れて感じてください。

メーベルトーコーの家具とは?

ものづくりが大好き。それがはじまりで、ずっと続けています。だから、若手もベテランも、みんな本気で熱いんです。ここは北国。厳しい寒さを知っているから、温かさをとても大切にしています。同じように寒さが厳しい北欧の家具がそうであるように、旭川で洗練された温かいデザインができるのは、ごく自然なこと。その流れに逆らうことなく、ありのままの気持ちをカタチにします。何だろう、この心地よさは?家族がそんな思いに満たされるような「The one and only」の暮らしに生きる家具づくりをめざしています。

株式会社メーベルトーコー

ここの木の家具:PALAPELI(パラペリ)

フィンランド語で「ジクソーパズル」という意味の「PALAPELI(パラペリ)」は、子ども向けの組立式家具です。幼い子どもであっても、大人の手助けをもらってパラペリを組み立てることが可能で、子どもと共に成長する家具としてデザインしました。脚部どうしをジョイントした際の形と、天板の裏面にある脚部とのジョイント部分のほり込みの形は“雪の結晶”をイメージし、パッケージのイラストとしても用いています。雪の結晶が舞い落ちる様子は北海道とフィンランドに共通する景色で、パラペリのデザインテーマとなりました。“雪の結晶”は雪国の北海道とフィンランドを繋ぎ合わせる象徴であると考えています。
【北海道産カバを使用】

ここの木の家具: half chair Op.2
(ハーフチェア オーパス.2)

チェロ奏者、バイオリニスト、フルート奏者などのクラシック音楽の奏者に適したチェアです。そのデザインは、座る人の背筋を真っ直ぐに保ちながら背骨を支えるというハーフチェアのコンセプトから来ています。Op.2とはクラシック音楽において「第2作品」という意味で、「オーパス」と発音され、通常次のようにタイトルにて使用されます〈Concerto No.3 Op.2〉。通常の椅子の半分程度のサイズであることから省スペースで、座面の下にはロジンやチューナーなどの小道具を収納するための引出しが付いているものもあります
【一部に北海道産タモを使用】

[取材協力]株式会社メーベルトーコー