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旭川
-ASAHIKAWA-

60年間で約18倍の面積に

旭川と言えば、旭山動物園を連想する人が多いでしょう。旭山動物園には、年間で165万人(平成25年度)もの人が訪れます。この人数は、なんと旭川市人口の約5倍。ピーク時(平成18,19年度)には、実に300万人を超える人が訪れたため、宿泊施設が足りないということで話題にもなりました。
しかし、旭川について意外に知らない人も多いのではないでしょうか。
北海道のほぼ真ん中に位置する旭川市の面積は、747.66K㎡。昭和29年には42.7K㎡でしたが、町村合併を繰り返して、現在の広さになりました。人口は、34万5566人(平成27年10月1日現在)。これは、北海道内では札幌市に次ぐ第2の人口規模で、函館市よりも多いんです。

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日本で一番寒い場所

ちょっとマニアックな旭川の記録。それは、寒さと寒暖差です。
日本で一番の寒さ(日本の最低気温記録)は、1902年1月25日に旭川地方気象台で観 測された-41.0℃(公式記録)。前後の日もとても寒かったようで、翌日の1月26日には、帯広で-38.2℃(観測史上2位)・江丹別で-38.1℃(観測史上3位)が観測されたそうです。

年間の寒暖差日本一の記録も旭川

過去の最高気温は、1987年8月7日に観測された36.0℃。最低気温-41.0℃との差は、なんと77.0℃もあり、公式記録としては日本一寒暖差が激しい場所になります。
温暖化の影響もあり、最近は寒暖差が小さくはなっているものの、最も暖かい8月の平均気温(21.1℃)と、最も低い1月の平均気温(-7.5℃)の差は28.6℃にも達し、北海道内の都市の中でも寒暖差が大きいと言われています。

旭川市にもゆるキャラ

日本全国ゆるキャラ全盛ですが、旭川にも「あさっぴー」と「ゆっきりん」というゆるキャラがいます。なんと2つも!です。
しかも、あさっぴーは「ゆるキャラグランプリ2015」では、全道1位を獲得しました。
ちなみにあさっぴーは、旭川市の広報番組「わくわくライフあさひかわ」の中で、旭川の観光スポットなどのお散歩コーナー「あさっぴーの観光散歩」を担当していて旭川の観光スポットやイベント情報を案内しています。

旭川の「なまらウマい」

大雪山系の水がおいしい旭川は、米や野菜がおいしいのはもちろんですが、北海道グルメとして有名なジンギスカンに限らず、焼肉店がとても多いのが特徴です(塩ホルモン発祥の地)。
そんななかでも、おすすめなのが、「新子焼き」。最近では、有名なグルメドラマにも取り上げられました。戦後の旭川で誕生した市民に愛され続けるソウルフードと言えるもので、手羽を含む若鶏の半身を焼くシンプルかつ豪快な焼き鳥です。「新子」の名前の由来は、若い鶏だから、「子供=新子」 (出世魚のコハダと一緒)と表現したのがはじまり。市内の「新子やきの会」に所属しているお店で提供されています。酒蔵が3つ、地ビールが1つとお酒も有名な旭川ですから、地酒をお供に「新子焼き」を堪能するのもいいですね。