明和地所

マンションを建設するための土地を仕入れる業務。主に地元の業者や大手流通業者、信託銀行が取り引きの対象となる。日常では上記の取引先を頻繁に訪問し、土地情報を他社より早く仕入れ、契約を締結する。「契約間近になると、連日会社で契約書の作成等を行います。案件によっては、地権者様との等価交換（土地の売買価値と同等の価値を金銭ではなく、マンションの一室としてお返しすること）があり、地権者様とも何度も打ち合わせをします。契約が近づくにつれ、何億という仕事の現実味が帯びてきて大変面白いですし、またご先祖様から譲り受けた土地をお譲りいただくことの重大さを痛感もします。」

仕入れた土地の情報を深く読み取り、建てるマンションの計画を作成する。計画の後、建物の建設にあたっては設計通りに建物を施工することはもちろん、現場にて打ち合わせや検査を行い、建物の竣工まで携わる。「建物を計画するときに意識することは、住む人に寄り添うこと、時勢を読み取ることです。デザインを考えるときは、土地の歴史をたどり新しい形で現在へ継承するデザインモチーフに取り込みます。プランを考えるときは、生活の流れ、家族の成長、時間の流れを意識します。施工中は、安心安全な住まいと心地よい空間を考えます。人が考え、人が造り、そして人が住む。マンションとは、とことん人と関わる形態です。」

建てたマンションを販売するための広告の企画作成や、販売キャンペーンの企画実施などを行う。同じCLIOマンションでも立地・間取り・価格設定など、訴求すべきポイントはさまざまで、それに合ったコンセプトの設定が重要。「提携企業社員向けの告知媒体として、ＨＴＭＬメールの制作に携わっています。提携企業の社員さまに限定的に配信をするもので、ただ物件を紹介するものではなく、気軽に仕事の合間等に読んで頂けるような読み物も載せています。他にも簡単なチラシや物件冊子制作にも関わります。また月に1～2度、住宅フェアやイベントへの参加や・営業との告知活動（チラシ配布・社宅投函等）など、外に出る仕事もあります。」

マンションをお客さまに販売するフロント業務。マンションを購入することのメリット、暮らしの変化などを提案することが主な業務となる。マイホームの購入を取り扱うため、お客様との関係が深くなることが特徴。「街を知らないと提案力は弱くなってしまいます。どこになにがあるか、区内にどんな学校があるのか、お洒落なお店はないか、裏道はないか…徹底的に調べあげます。その上で資料を作り、少ない時間でどのようにご案内するかを考えます。また私の場合は、チームメンバーのヘルプで商談にはいることもあります。ヘルプの時は、どんな提案が適切だったか、今後どうするかを一緒に考えながら仕事をしています。」