ディスカバー北海道

北のハイグレード食品S
-HOKKAIDO HIGH GRADE FOODS Selection-

北海道の食匠「北のハイグレード食品」

北海道といえば、食材の宝庫。海の幸や農産品をはじめとして「素材で勝負」というイメージが強いのではないでしょうか。しかし、加工食品にも北海道ならではのオススメの逸品がたくさんあります。「北のハイグレード食品」は、北海道産食品の魅力を広く伝えるために2011年にスタートしたもの。今回は「北のハイグレード食品+(プラス)」から「北のハイグレード食品S」へ名称を変更。その主旨などについて、北海道経済部食関連産業室主事の牧野友美さんにうかがいました。

「北のハイグレード食品」を毎年選定している目的は、北海道の加工食品のブランド化です。道内には、原材料や作り方にこだわって加工食品を製造している中小企業がたくさんあります。そうした中から北海道の食材を使って道内の工場で製造・加工された食品を掘り起こし、その魅力とこだわりを広くPRすることで、北海道産食品の販路拡大につなげるとともに、道産食品全体のさらなる魅力アップをめざしています。2011年からスタートし、昨年までの6回で77品目、そして今回16品目が選ばれています。

例年のスケジュールですと、8月に応募が締め切られ、9月から11月にかけて7つのエリアごとに審査が行われます。2017年(平成28年度)は、全部で88品目の応募があり、一次審査で44品目に絞られました。その44品目を本審査で、17名の北海道「食のサポーター」をはじめとする食の専門家が選考します。北海道「食のサポーター」は、北海道に縁のある一流シェフやパティシエ、ソムリエをはじめ、カリスマバイヤー、流通・出版関係者など「食」の分野の第一線で活躍する方々で、北海道が実施する食関連のさまざまな事業に協力いただいています。1月27日に実施された本審査では、「食のサポーター」が実際に試食をし、17名のうちの過半数が「自分で使いたい」、「誰かに薦めたい」と票を投じた食品が、「北のハイグレード食品S」として選定されました。実際の審査では、応募者から審査員に対してプレゼンテーションを行い、商品の味や見た目に加えて、生産者の想いも伝えていただきました。

北海道どさんこプラザ

選ばれた「北のハイグレード食品S」の商品は、北海道の公式アンテナショップ『北海道どさんこプラザ』札幌店で、主だったものを販売しているほか、東京・有楽町の『北海道どさんこプラザ』でも一部商品を扱っています。また、道内外の百貨店のお中元・お歳暮や、カタログギフトなどに採用していただいています。この7年間で、受賞された方々から「受賞をきっかけとして問い合わせが増えた」「会社の技術力が認められたことにより、新商品開発を前向きに検討できるようになった」「予想以上に販路が拡大され、雇用にも繋がった」という嬉しい声をいただきました。

■「北のハイグレード食品S」公式サイト http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/sss/marke/hg.htm

■「北のハイグレード食品S」についてのお問い合わせは 北海道経済部食関連産業室
TEL.011-204-5766(直通)

 

[取材協力]北海道 経済部食関連産業室