ディスカバー北海道

競走馬
-RACE HORCE-

競走馬に会えるまち

1,000あまりもの牧場がある日高地方では、競走馬がとても身近な存在です。「馬横断注意」の看板があちらこちらにあり、サラブレッドが主役の街です。約8㎞の道の周辺に多くの競走馬関連施設がある「サラブレッド銀座」【新冠町】や、見渡す限り大牧場地帯の「浦河サラブレッドロード」【浦河町】などもあります。
牧場のすぐ脇を通る国道を走行していると、育成中の競走馬の姿や、5月中旬から6月下旬あたりには、親子で放牧されている姿も見ることもできます。また現役引退後に種牡馬(しゅぼば)となった、往年の名馬に出会えることもあるかもしれません。

競走馬に会いに行く前に

競走馬の牧場は観光牧場ではないので牧場を見学する際には、あらかじめ馬産地についてよく知っておくことが大切です。最近は、見学者のマナーの悪さやルールの無視などによって、見学中止の牧場が増えているそうなので、ここでは馬産地に関する基本的な知識を紹介します。

牧場の種類
繁殖を主とする「生産牧場」、レースの基礎訓練を積む「育成牧場」、生産から育成・調教までを手掛ける「生産育成牧場」に大別されます。
馬は臆病な生き物
馬は元来、早く走ることによって敵から身を守ってきた臆病で敏感な動物です。危険を察知する能力は人間よりはるかに高く、広い視野と、鋭い感覚をもっています。大きな声はもちろんのこと、犬の吠える声、オートバイの爆音や、クラクションなどは絶対に止めましょう。また、携帯電話は必ずマナーモードにしていきましょう。子供が急に走り出したり、傘を開いたりする動作に対しても、驚いてパニック状態になってしまうことがあります。
種牡馬(しゅぼば)
種牡馬は、現役時代に非常に優れた競争成績を残したり、優秀な血統をもつ馬たちばかりです。ちなみに中央競馬には毎年数千頭の競走馬がデビューしますが、その中で引退後に、種牡馬となれる馬は年に数頭しかいません。種牡馬はそれほど貴重な存在なのです。人気の種牡馬になると種付け料が3000万円もする馬もいます。年間に200頭以上種付けするのでそれだけで60億円ものお金が動く計算になります。種牡馬の価格は数千万円~数十億円とその価格は高額です。
繁殖牝馬(ひんば)
仔馬を産むことを仕事としている牝馬のことです。繁殖牝馬は1年に1頭の仔馬を産むことで牧場関係者の生活を直接支えています。仔馬を産んだ後は、また次の年に向けて種付けが行われます。種付け後は、無事に受胎が確認され安定するまで気が抜けないなど1年を通して世話が大変なため、基本的には繁殖牝馬は見学不可な牧場が多いそうです。
時期
2月から7月は種付けシーズンのため、種牡馬はもちろん、牧場スタッフも非常に忙しく、人馬ともに神経質になっています。この時期は、普段は見学可能な馬も突然見学できなくなることもありえます。

見学するには?

日高地区には、一般見学可能な牧場が多数あります。牧場によって見学の条件が異なります。また、繊細な馬を扱う牧場の見学には、守るべきルールが存在します。牧場は観光施設ではなく、あくまで私有地ですので、周りに人が見当たらないからと言って勝手に立ち入ったりすると不法侵入になってしまいます。事前連絡や申し込みをすれば、牧場の好意により見学することができます。
日高地区の牧場を見学する際には、まずは新ひだか町にある「競走馬のふるさと日高案内所」を訪れましょう。見学に必要なマナーや馬に関する基本知識が得られるのはもちろん、目当ての馬や好みの馬が、いつ、どこで、どの位離れた場所にいるのか、という情報を探すのにも役立ちます。案内所の方が、牧場との橋渡しをする役目を担ってくれます。
馬や牧場の情報は、競走馬のふるさと日高案内所のwebサイトで公開されているので、事前に目当ての馬の情報を調べたうえで訪れるとスムーズです。ただ、当日の気候や馬の体調次第で急遽見学できない場合もあります。

新ひだか町には、もうひとつ案内所があります。「ニ十間道路牧場案内所」は、約3,000本の桜が直線7kmに渡って咲き誇る日本一の桜並木にあります。かつてこの地にあった宮内省の御料牧場を視察する皇族の行啓道路として造成されたのがはじまりとされています。左右の道幅がちょうど二十間(約36m)あったことから二十間道路と呼ばれるようになりました。
かつての名馬『テスコボーイ』のブロンズ像がある二十間道路エントランス広場内に建ち、二十間道路沿いの牧場見学の予約手続きなどをサポートしています。

  • 牧場によって立入禁止区域、見学可能な馬、見学ルートなど条件が異なります。牧場に到着したら最初に牧場の方に声をかけて、指示に従って見学するようにしましょう。
  • 馬は敏感な生き物ですので静かに見学しましょう。牧場内は静かに馬を見るだけで特別な案内等ありません。
  • 見学が終わったら御礼の挨拶を忘れずに。他人の敷地に入って見学させていただいた、という気持ちを伝えましょう。
注意点
・見学可否や見学時間は必ず「競馬ふるさと案内所」にお問い合わせください
・厩舎や放牧地には無断で立ち入らないこと
・牧場では牧場関係者の指示に従うこと
・大きな声や音を出さないこと
・牧場内は禁煙です
・カメラのフラッシュや自撮り棒はNG
・危険なので馬には絶対に触らないでください
・食べ物はあげない

見学するには?

日高地区には、一般見学可能な牧場が多数あります。牧場によって見学の条件が異なります。また、繊細な馬を扱う牧場の見学には、守るべきルールが存在します。牧場は観光施設ではなく、あくまで私有地ですので、周りに人が見当たらないからと言って勝手に立ち入ったりすると不法侵入になってしまいます。事前連絡や申し込みをすれば、牧場の好意により見学することができます。
日高地区の牧場を見学する際には、まずは新ひだか町にある「競走馬のふるさと日高案内所」を訪れましょう。見学に必要なマナーや馬に関する基本知識が得られるのはもちろん、目当ての馬や好みの馬が、いつ、どこで、どの位離れた場所にいるのか、という情報を探すのにも役立ちます。案内所の方が、牧場との橋渡しをする役目を担ってくれます。
馬や牧場の情報は、競走馬のふるさと日高案内所のwebサイトで公開されているので、事前に目当ての馬の情報を調べたうえで訪れるとスムーズです。ただ、当日の気候や馬の体調次第で急遽見学できない場合もあります。

新ひだか町には、もうひとつ案内所があります。「ニ十間道路牧場案内所」は、約3,000本の桜が直線7kmに渡って咲き誇る日本一の桜並木にあります。かつてこの地にあった宮内省の御料牧場を視察する皇族の行啓道路として造成されたのがはじまりとされています。左右の道幅がちょうど二十間(約36m)あったことから二十間道路と呼ばれるようになりました。
かつての名馬『テスコボーイ』のブロンズ像がある二十間道路エントランス広場内に建ち、二十間道路沿いの牧場見学の予約手続きなどをサポートしています。

  • 牧場によって立入禁止区域、見学可能な馬、見学ルートなど条件が異なります。牧場に到着したら最初に牧場の方に声をかけて、指示に従って見学するようにしましょう。
  • 馬は敏感な生き物ですので静かに見学しましょう。牧場内は静かに馬を見るだけで特別な案内等ありません。
  • 見学が終わったら御礼の挨拶を忘れずに。他人の敷地に入って見学させていただいた、という気持ちを伝えましょう。
注意点
・見学可否や見学時間は必ず「競馬ふるさと案内所」にお問い合わせください
・厩舎や放牧地には無断で立ち入らないこと
・牧場では牧場関係者の指示に従うこと
・大きな声や音を出さないこと
・牧場内は禁煙です
・カメラのフラッシュや自撮り棒はNG
・危険なので馬には絶対に触らないでください
・食べ物はあげない

セリ市も見学できる!!

競走馬のふるさと日高案内所がある建物と併設して、隣には競走馬の市場「北海道市場」(せり市)があります。年間2,000頭以上の馬が登場する、東洋一の規模を誇る「せり市」です。毎年5月に「トレーニングセール」、7月に「セレクションセール」、8月に「サマーセール」、10月に「オータムセール」と称する「せり市」が開催されています。
「せり市」は関係者しか入れなそうですが、一般の人たちも見学することができます。ただし、小さなお子さん連れやペット同伴では入れません。写真撮影は可能ですがフラッシュ撮影や人の顔がわかるような撮影はNGです。真剣な眼差しで取引している「せり市」の雰囲気をたっぷりと味わえます。

新ひだか町静内市街地には、馬に関するミュージアムもあります。競馬のゲート風入口を入った館内では、新ひだか町が生んだ名馬や牧場のメモリアルをはじめ、馬と人の歴史や文化を知ることができます。また、競馬ファンにはたまらない、競走馬に関するコレクションやJRAのプレミアムグッズなども展示されているほか、レース情報なども発信しています。

【協力・資料提供】北海道新ひだか町
【参考サイト】競走馬のふるさと案内所

セリ市も見学できる!!

競走馬のふるさと日高案内所がある建物と併設して、隣には競走馬の市場「北海道市場」(せり市)があります。年間2,000頭以上の馬が登場する、東洋一の規模を誇る「せり市」です。毎年5月に「トレーニングセール」、7月に「セレクションセール」、8月に「サマーセール」、10月に「オータムセール」と称する「せり市」が開催されています。
「せり市」は関係者しか入れなそうですが、一般の人たちも見学することができます。ただし、小さなお子さん連れやペット同伴では入れません。写真撮影は可能ですがフラッシュ撮影や人の顔がわかるような撮影はNGです。真剣な眼差しで取引している「せり市」の雰囲気をたっぷりと味わえます。

新ひだか町静内市街地には、馬に関するミュージアムもあります。競馬のゲート風入口を入った館内では、新ひだか町が生んだ名馬や牧場のメモリアルをはじめ、馬と人の歴史や文化を知ることができます。また、競馬ファンにはたまらない、競走馬に関するコレクションやJRAのプレミアムグッズなども展示されているほか、レース情報なども発信しています。

【協力・資料提供】北海道新ひだか町
【参考サイト】競走馬のふるさと案内所