ディスカバー北海道

足を延ばして郊外へ
-SHORT TRIP-

函館市の周囲にも固有の魅力を持つ街が多くあり、その街の良さに触れることができるスポットが数多くあります。函館を拠点に少し足を延ばせば旅の楽しさを何倍にも広げてくれるお薦めスポットとコンテンツをご紹介します。

秀峰・駒ケ岳のふもとに広がる大沼湖

大沼国定公園(七飯町)

北海道駒ケ岳と大沼湖・小沼湖などの湖沼からなる「大沼国定公園」は、函館から北へ約 30キロ、JR特急列車で30分ほどの距離にあり、四季折々の風景やアクティビティが楽しめる自然公園です。夏季は徒歩での自然散策、サイクリング、遊覧船、ボートやカヌーでの湖上体験で、広大な森林と湖が織りなす手つかずの自然に触れることができます。冬季には結氷した大沼湖の氷上でワカサギ釣り、スノーモービルやそりツアーなどのアクティビティが楽しめます。野生動物や植物の宝庫としても知られ、春のミズバショウに始まり、夏のスイレンやネムロコウホネ、秋には紅葉して美しく色づいた木々が湖畔を彩ります。アカゲラやキビタキ、シマエナガなどの野鳥観察も人気があり、冬はオオハクチョウが越冬します。

所在地:北海道亀田郡七飯町字大沼町
電話番号:0138-67-2170 (大沼観光案内所)
http://onumakouen.com/

町の特産品を生かしたソフトクリーム各種

道の駅 なないろ・ななえ(七飯町)

「道の駅なないろ・ななえ」は、七飯町の生産者からその日に届く新鮮野菜の販売やりんご・しいたけなど町の特産品を生かしたオリジナルフードやスイーツを展開する道の駅です。七飯町は国内で最初に西洋りんごが栽培された町としても有名です。りんごの生産が盛んであることにちなんだ「ききりんごセット」は、町内産の果汁100%りんごジュース3種類を飲み比べできる人気メニュー。そのほか、七飯町に工場を持つ飲料メーカー「小原」で生産された炭酸飲料「コアップガラナ」を使った「小原のガラナソフト」、肉厚で大きな「王様しいたけ」の食感も楽しめる「王様しいたけコロッケ」など、ここだけのユニークな商品が多数そろっています。キッズスペースや授乳室、おむつ替え室なども完備しており、施設裏には子どもが走り回って遊べる「ポケットパーク」を設けるなど、ファミリーでのお出掛けにもお薦めです。

所在地:北海道亀田郡七飯町字峠下380-2
電話番号:0138-86-5195 
営業時間:9:00~18:00
定休日:12月31日?1月3日(予定)
https://nanairo-nanae.jp/

川田龍吉男爵の功績を伝える展示物

THE DANSHAKU LOUNGE(七飯町)

「THE DANSHAKU LOUNGE」は、七飯町で男爵いもを生みだした川田龍吉男爵が生涯を通して近代農業の発展に貢献した歴史が学べるミュージアムを中心に、函館・道内の誇る名産品を独自セレクトしたショップと、薪式グリルによる料理が自慢のレストランを併設した施設です。川田男爵が残した約500点の展示物を壁一面に配した斬新な内装は「日本空間デザイン賞2019 BEST100」に選出されました。レストランでは道内・近郊地域の食材を用い、薪調理特有のほのかな甘みが感じられる料理に仕上げて提供。男爵いもを使ったコロッケ「ザ・男爵フライ」やフライドポテト「ザ・男爵チップス」などのテイクアウトも可能で、暖炉周辺のフリースペースや屋外テラスに腰掛けてくつろぎのひと時を過ごすことができます。

所在地:北海道亀田郡七飯町峠下379-3
電話番号:0138-82-8888 
営業時間:9:00~18:00(変更の可能性あり)
定休日:年末年始
https://danshaku-lounge.com/

地球の息吹が感じられる間歇泉

道の駅 しかべ間歇泉公園(鹿部町)

「道の駅 しかべ間歇泉公園」は、90年以上前に発見され、北海道遺産にも認定された「しかべ間歇泉」と特産の「鹿部たらこ」をはじめとした地元の海鮮食材に特化した道の駅。約100℃の源泉が10~15分間隔で15メートルもの高さに噴き出す間歇泉は迫力満点で、地球の息吹が体感できます。屋根付きの足湯に浸かりながら間歇泉を眺めているうちに、全身がじんわりとポカポカに。道の駅内で購入した食材を温泉の湯気でせいろ蒸しにし、熱々のうちに食せる「温泉蒸し釜」も評判です。その日にとれた魚が煮付けで味わえる「浜のかあさん食堂」、海産物を使った総菜やご飯ものが人気の「こいたのおかず屋」や前浜で水揚げされた魚介類が安く買える魚屋さんなどショップも充実しています。

所在地:北海道茅部郡鹿部町字鹿部18 
電話番号:01372-7-5655
営業時間:時期によって異なります。
詳しくはHPをご覧ください
定休日:[3月20日~11月30日]無休 [12月1日~3月19日]水曜
https://shikabe-tara.com/

900種類もの特産品をそろえる情報発信拠点

道の駅 みそぎの郷 きこない
(木古内町)

道南地域と青森の観光パンフレットを取りそろえるほか、観光コンシェルジュが常駐し、木古内町だけでなく周辺エリア全体の観光情報の発信拠点となっている「道の駅みそぎの郷きこない」。周辺地域から厳選した特産品をそろえた物販コーナーは常時900種類以上が並び、お土産選びにも最適です。町の伝統行事「寒中みそぎ」が行われるみそぎ浜沖の海水で炊いた塩を使った「みそぎの塩ソフトクリーム」や、町内産の和牛が手軽に味わえる「はこだて和牛コロッケ」などのテイクアウトメニューも人気があります。道南の旬の食材を用いた料理を提供するイタリアンレストランや、塩パンが人気の行列のできるパン屋もあり、一度では体験しきれない魅力が満載です。

所在地:北海道上磯郡木古内町字本町338-14
電話番号:01392-2-3161 
営業時間:9:00~18:00
定休日:年末年始
https://kikonai.jp/

壮大な海の景色が楽しめる

道南いさりび鉄道

いさりび鉄道は、2016年3月26日の北海道新幹線開業と共に誕生した、五稜郭駅(函館市)と木古内駅(木古内町)を結ぶ37.8キロのローカル鉄道です。車窓から見える海の景色が最大の特長で、昼は眼下に広がる津軽海峡と海に浮かぶように見える函館山、夜はイカ釣り漁船の漁り火が海を照らす幻想的な情景が楽しめます。道南の四季をイメージした5色のオリジナルカラーをまとった車両に加え、旧国鉄で使われていた車体色を復刻した車両もあり、どの色に乗れるかも楽しみのひとつです。函館~木古内間を往復4時間かけて運行する観光列車「ながまれ海峡号」もあり、景色が良いポイントでの停車や道の駅での買い物、ホームでの海鮮バーベキューなど、「いさりび鉄道」ならではのゆったりとした旅が体験できます。

所在地:北海道函館市若松町12-5
電話番号:0138-83-1977
https://www.shr-isaribi.jp/