2016-2017 取組内容

学校法人麻生塾と産学連携ケーススタディ第3弾を2016年11月より実施してまいりました。
今回で3回目となる取り組みは、明和地所の企業広告のデザインを課題として、ポスターデザインを麻生専門学校グループの学生が行いました。

参加学科 ・麻生建築&デザイン専門学校 ビジュアルデザイン科 1年生 22名
・麻生情報ビジネス専門学校 福岡校 Webクリエータ科 2年生 7名

※2016年11月時点

学生たちの感性で作った企業広告ポスター

「明和地所の企業広告ポスターをデザイン。
優秀作品は、実際の広告として福岡の街中に掲出されるプロジェクトとなります。

オリエンテーション 2016.11

プロジェクトの概要・スケジュール、明和地所の歴史や取組み、ブランドやマンションについて説明。企業広告制作のため、学生からの質問を交えながら意見交換を実施しました。

キャッチコピー考案 2016.11

企業広告の要でもあるキャッチコピーを、プロのコピーライターを交えて言葉を紡ぎだし、11案の候補が出揃いました。

デザイン 2016.12

まず、11案のキャッチコピーから3案に絞りました。そして3案の中から、学生が好みのキャッチコピーを選択して広告デザインに取組みます。
マンションの外観やインテリアなどの画像素材をセレクトし、企業イメージやキャッチコピーに合わせたデザインを制作していきます。

中間審査 2016.01

各々の作品にコメントや指摘事項を加えてチェックバック。ロゴのバランスや使い方などの修正に加えて全体のデザインをブラッシュアップして完成作品に近づけていきます。

中間審査提出作品の一部

プレゼンテーション 2016.02

3ヶ月にわたって進めてきた作品をプレゼンテーションして、優秀作品が決定します。最終選考には、5人の作品が選ばれました。
それぞれの作品の作品に込めた想いやデザインコンセプトを発表して、最終結果を待ちます。

優秀作品には、ビジュアルデザイン科 柴田千春さんの作品が選ばれました。デザインコンセプトは「上質さを伝える為に全体的にシンプルにし、見やすく分かりやすいデザインを意識しました。また複数の画像を入れて、この広告を見る人に「ここに住んでみたら…」をイメージしてもらえるようにしました。また、画像を不規則に切り抜きすることでキャッチコピーの『変わりゆく』という言葉を表現しました。」
今回のキャッチコピー『変わらない幸福を、変わりゆくこの街で。』は、WEBクリエータ科 持永康平さんが提案しました。なんと持永さんは、第1弾プロジェクトの建設地仮囲いの作品キャッチコピー「なんでもできる。なんでもなれる。」にも選ばれています。

左:柴田千春さん 右:持永康平さん

優秀作品

広告として掲出 2017.05

最優秀賞に選ばれた作品が、福岡市内のバス停6箇所に掲出されました。

■シティスケープ®(バス停広告)

掲出期間: 2017年5月1日~5月14日(計14日間)
掲出場所: 天神コア前7A 
天神日銀前19A 
呉服町(明治通経由天神方面)
天神北9C
西鉄グランドホテル前-西行
西新パレス前-西行

参加学生で撮影

左:柴田千春さん 右:学校法人麻生塾 麻生健理事長

麻生建築&デザイン専門学校 ビジュアルデザイン科2年
柴田千春

今回、明和地所様との連携で、実践的な広告デザインをさせていただきとても貴重な経験になりました。制作した広告が実際に福岡の街中に掲示され、多くの人々の見てもらえてとても嬉しかったです。制作過程では初めは思うようにデザインできず、試行錯誤を繰り返しました。その度に、ヒアリングしたことをひとつひとつ思い起こし、丁寧にデザインとして落とし込むことで、上質な企業広告に仕上げることができました。今後ともこの経験を活かして、世の中に出回るような広告制作を行なっていきたいです。

※2017年5月時点