GOOD DESIGN AWARD
グッドデザイン賞
GOOD DESIGN AWARD2025
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- クリオ横濱センター北グランシック
- クリオ ラベルヴィ中央湊
グッドデザイン賞
GOOD DESIGN AWARD2025
1957年より続く、デザインの質を評価する賞です。
製品だけでなく、サービスやシステムなど、
あらゆるものが対象。
デザインが私たちの
暮らしや社会をより良くするという理念のもと、
審査を通じ新たな発見を促し、
Gマークと共に社会
へ発信することで、デザインの可能性を広げています。
複雑化する社会において、デザインは課題解決の
鍵となり、より豊かな未来を創出するための
力となっています。
2023
クリオ茅ヶ崎中海岸グランシック
DESIGN POINTS
1
劣化する戸建住宅地を連続的な風景へ更新。軒深く全幅に渡るバルコニー横ラインと緑豊かな植栽で街を繋ぐ。
2
近隣住民に愛されてきた樹齢50年の八重桜を場内へ移植に成功。土地の記憶と風景を継承することができた。
3
街のスケール感や生活感を損なうことなく戸建住宅地に調和する低層型分譲集合住宅。近隣住民から好評価。
審査委員の評価
軒先が軽やかで実に印象がよい。1階住戸は外部に背を向けることなく、専用庭が外部に対して半開きになっている。さらにはこの庭から住戸へのアクセスも確保し、住宅の多様な使い方を可能にしている。景観面での配慮を含めて立地地域と積極的に関係を持とうとするこのようなデザインは評価された。 同時に、各住戸のフロンテージの広さは隠れた秩序として重要である。バルコニーや庭はある程度の幅があることで安定的な居場所としても機能し、室内と一緒に使うことによる居住者にとっての空間の有効活用が促される。そのバランスを追求して行くことも大事である。
2020
クリオ片瀬江ノ島
DESIGN POINTS
1
爽やかな湘南の海、風、空を頂く景観に馴染むよう、明るい白色と優しい木調を外観に施した。
2
海沿いに映える植栽を多く配し、近隣とのコミュニティ、住人同士のコミュニティ形成に配慮した。
3
植栽はここに自生しているような種を選定し、建物そのものもここに佇んでいたように見える工夫を凝らした。
審査委員の評価
ビーチライフが楽しめる集合住宅というのはコンセプトとしてはよくあるが、なかなか良いデザインに帰着しない。本プロジェクトでは1階の樹木と領域をつくる低い塀と住戸の関係に大変に工夫があって、単につなぐだけでも閉じるだけでもない、ビーチライフの日常のリアリティに上手くつながった「使って楽しく雰囲気のよい」というありそうでなかったグラウンドレベルのデザインができている。またそうしたグラウンドレベルの在り方と、外観全体のデザインのヒューマンスケールで有機的な表情がうまく調和されていて、ビーチライフ型の集合住宅のスタンダードになりえるようなプロジェクトだと思う。
2019
クリオ横濱本牧
DESIGN POINTS
1
横浜本牧の歴史・伝統と未来都市横浜本牧を想像する時を超えるローカリティを強く意識したデザイン。
2
界隈性高い地域特性を活かし曖昧な境界とすることで、建物が街の一部となり人との接点を生み出す工夫。
3
地域の足であるバス停を内包するファサードとゲートベンチは、人が触れ合いコミュニティが生まれる場。
審査委員の評価
共同住宅の計画で腕が問われることのひとつは、設置階の周囲とのつながりのデザインだ。この計画では大通り沿いにエントランスホールを設け、大通りを風景として取り込みつつ、外側にベンチを設けることで、道路からエントランスの中を直接見られることを防いでいる。差し出すものを少しだけ作ることによって、内外を調停する、秀逸なデザインだ。ベンチそのものはバス停の待合としても機能し、地域とのつながりという意味でも素晴らしい試みだ。
2015
クリオ平和台
DESIGN POINTS
本件は「用と美が融合された住まい」を目指した。それは「モダンでありながら懐かしい意匠の探求」でもあった。光を感じるガラスの手摺、外の緑と風を通す縦格子といった要素がそれにあたる。これは各住戸前のポーチの門扉や外構の塀にまで徹底され、ガラス、アルミ、白のタイルという素材によりシャープで軽快でありながら緑が映えるよう意図した。基壇部分や外構にはやさしいアースカラーを用い、自然に帰依するイメージとした。
審査委員の評価
本対象はパッシブソーラーシステムとアクティブソーラーシステムとの融合を目指した、ハイブリッド集合住宅である。他にも水盤付きの中庭によって周囲と温度差を作って風を生み、それらをスムーズに室内に通すなど、細かな工夫が随所に見られ、リーズナブルに環境共生型集合住宅を実現させている。