2018 東京都市大学・明和地所株式会社 共同研究

環境共生型マンションにおけるバルコニー緑化がもたらす
温熱環境改善効果の有効性に関する調査研究

横浜市港北区の「クリオ横濱綱島」における東京都市大学 環境学部 環境創生学科 リジャル研究室との共同研究において、グリーンカーテンの温熱緩和効果について以下のような成果を確認しました。

取り組みのようす

・外気温より、室内温度が平均で4度低い。
・バルコニーの体感温度がグリーンカーテンを実施すると上昇しにくい。
・冷房未使用時間において、グリーンカーテンの実施をした方が気温が下がる。

今後は、エアコンの使用時間をより詳細に分析することで、お住いの方々と省エネに役立つ住まいづくりの在り方を検討していきたいと思います。

調査の概要
  • 調査期間:2018年5~9月
  • 調査対象:クリオ横濱綱島 居住者
  • 調査方法:9世帯にモニターとして参加いただき、7世帯はグリーンカーテン実施、2世帯はグリーンカーテン未実施で温熱環境を計測した。
    室内およびバルコニーに計測機器を設置し、気温・湿度・グローブ温度(※)の計測を行うと共に、サーモカメラでバルコニーの表面温度を撮影した。
    ※環境工学の分野で体感温度を測る際には、グローブ温度計といわれる銅製の黒球で覆われた特殊な計測器が用いられます。グローブ温度計は放射や気流の影響を簡易的に計測できる計測器です。
【本件に関するお問い合わせ窓口】 明和地所株式会社 経営企画部電話:03-5489-2620