2017-2018 東京大学・明和地所株式会社 共同研究

マンション居住者の住意識と
その経年変化等に関する調査研究

明和地所株式会社と東京大学工学系研究科建築学専攻松田研究室は、
マンションに住んでいる人の暮らし方や地域とのつながりについて調べ、
住環境やコミュニティ形成、地域に対する愛着など、これからの「住まい」
を考えるヒントを探りました。その中で分かったいくつかの手がかりをご紹介します。

マンション
購入理由の
多様化
マンション購入理由は、立地の利便性だけでなく、昔から住む地域、
親と子の距離が近いなど様々な理由が影響し、女性は「親等との近居・同居」を重視するようです。

コミュニティ意識に
影響を与える要素
親しい交流は、マンション内より地域に求めているようです。
子どもを持つと地域との「交流意欲」や「満足度」が高くなるようですが、
そうでなければコミュニティ形成は難しいのかもしれません。

地域の中の居場所の
重要性
マンションの立地として、「誰もが立ち寄れる場所」が近くにあることは重要で、
女性は高い割合で、地域の中に居場所を持っていました。

子ども・近居が地域愛着に
与える影響
長く住んでいるからといって地域への愛着が深まるのではなく、
子どもの有無や親と子の近居がより関係しているようです。

明和地所と東京大学松田研究室は、引き続き、マンションに住む人と地域との
つながりについて調べていくことで、「住まい」に何が求められているかを探っていき、
人と地域をつなぐようなマンションづくりを目指していきます。

調査の概要
  • 調査期間:2017年10月1日〜31日
  • 調査対象:東京都・神奈川県に立地するクリオマンションの居住者
  • 調査方法:アンケート票を545世帯に配布。有効回答数169世帯。
【本件に関するお問い合わせ窓口】 明和地所株式会社 経営企画部電話:03-5489-2620