ディスカバー北海道

フラワーランド
-FLOWER LAND-

?国内屈指のフラワーランド

原始的景観を誇る知床国立公園と阿寒摩周国立公園、網走国定公園のほか、斜里岳道立自然公園、天塩岳道立自然公園を有しているオホーツクは、森林と湖沼と海が融和した豊かな自然資源に恵まれています。
そうしたオホーツクの魅力の一つが、国内屈指のフラワーランドです。
日本で一番、春の訪れが遅いと言われるオホーツク。数ヶ月間雪の下で耐えた木や花の芽が、雪解けによって解き放たれたように一斉に花を開き、白一色だった世界を春から秋にかけて次々と鮮やかな天然色に塗りかえていきます。
美しい自然景観を背景に広大な面積で咲き誇る花園をゆったりと散策する時間はオホーツクならではの見どころです。

①日本最大級の水芭蕉群生地 大空町
網走湖畔の白い水芭蕉

網走から大空町女満別にかけての網走湖畔は、日本最大級の水芭蕉群生地で、雪解けの水が湿原を満たす頃、純白の水芭蕉が姿を見せ始めます。特に女満別側の群生地帯は「女満別湿性植物群落」として国の天然記念物に指定されています。広さは 約56haもあり、有名な尾瀬の群落を上回ると言われています。

【見頃:4月下旬~5月上旬】

ADDRESS

 網走郡大空町女満別湖南

ACCESS

 JR「呼人(よびと)」駅徒歩10分、JR「網走」駅からバスで約20分
入園料:無し 駐車場:無し
お問合せ
 (一社)網走市観光協会(0152-44-5849)
 NPO法人オホーツク大空町観光協会(0152-74-4323)

②東洋一のエゾムラサキツツジの群落 北見市
おんねゆ温泉つつじ山

道東の代表的温泉地・温根湯(おんねゆ)温泉街にあるつつじ山は、東洋一と言われるエゾムラサキツツジの群落です。面積約27haに約7万株、28万本の大群落が広がり、北海道天然記念物に指定されています。毎年4月下旬から5月下旬にかけ一斉に開花し、山肌一面が赤紫色に染まります。ゴールデンウィーク中には「おんねゆ温泉つつじ祭り」を開催。開花時期だけ山が開放され、間近でつつじを楽しむことができます。

【見頃:4月下旬~5月下旬】

ADDRESS

 北見市留辺蘂町花丘

ACCESS

 JR「留辺蘂(るべしべ)」駅からバスで約20分
入園料:無し 駐車場:無料
お問合せ
 おんねゆ温泉観光協会 (0157-45-2921)

③日本一変わっている花園 滝上町
陽殖園

「陽殖園」は、滝上町にある民間経営の花園。特筆すべきは、園主 高橋武市氏が中学生の頃から半世紀以上をかけて自分の山に花を植え続け、たった一人で創り上げてきた花園だということ。約8haの敷地内に約800種類の花が4月下旬から9月下旬まで、次々に咲き競い、訪れる人を楽しませてくれます。約5㎞の散策路で花を愛でながら歩くと、2時間はかかる見ごたえのある花園です。

【見頃:4月下旬~9月下旬】

ADDRESS

 紋別郡滝上町あけぼの町

ACCESS

「オホーツク紋別空港」から車で約約40分
入園料:1,000円 駐車場:無料
お問合せ
 陽殖園(0158-29-2391)
 滝上町観光協会(0158-29-2730)

④日本最大級の芝ざくらの大群落1 滝上町
芝ざくら滝上公園

オホーツクには、日本屈指の規模の芝桜の咲く公園が二つあります。その一つが、滝上町の芝ざくら滝上公園です。 元々は、網走管内一の桜の名所でしたが、台風によって壊滅状態になってしまいました。60年以上前に「みかん箱一杯」の芝ざくらの苗を植えたことが始まりで、町民や町の努力により毎年増殖し、今では10haの大群落になりました。そのスケールは、日本最大規模を誇り、ピンクの絨毯が公園いっぱいに広がる光景は圧巻です。 見頃の時期には「童話村たきのうえ芝ざくらまつり」(5月上旬~6月上旬)が開催され、ヘリコプターによる「遊覧飛行」も行われます。

【見頃:5月上旬~6月上旬】

ADDRESS

 紋別郡滝上町元町

ACCESS

 「オホーツク紋別空港」から車で約40分
入園料:大人500円、小中学生250円 (開花期間中以外は無料) 駐車場:無料
お問合せ
 滝上町観光協会(0158-29-2730)

⑤日本最大級の芝ざくらの大群落2 大空町
ひがしもこと芝桜公園

オホーツクエリアのもう一つの芝桜の絶景スポットが、大空町のひがしもこと芝桜公園です。10haの丘陵地一面に薄紅色、白色、桃色、藤色など7~8種類の色鮮やかな芝桜が咲き乱れ、観光客を魅了。丘の上に設けられた展望台から見下ろす傾斜地は、ピンクのじゅうたんを敷き詰めたような絶景です。見頃の時期には「ひがしもこと芝桜まつり」(5月上旬~6月上旬)が開催され、まつり期間中は、遊覧車が運行され、ゆったりと楽しみながら、丘の上へと登っていくことができます。 また、ゴーカートコースやヤマメの釣堀などもあり芝桜以外にも楽しめる施設が揃っています。

【見頃:5月上旬~6月上旬】

ADDRESS

 網走郡大空町東藻琴末広393

ACCESS

 「女満別空港」から車で約30分
入園料:大人500円、小学生250円 (芝ざくらの開花状況により無料) 駐車場:無料
お問合せ
大空町東藻琴総合支所 地域振興課(0152-66-2131)

⑥国内最大級のチューリップ公園 湧別町
かみゆうべつチューリップ公園

チューリップと風車、まるでオランダの風景かと錯覚してしまいそうなのが湧別町のかみゆうべつチューリップ公園。総面積12.5ha、作付面積7haの公園内に咲き誇るおよそ200品種のチューリップは、まさに壮観な風景です。チューリップの本場オランダや国内最大の生産地富山県砺波市などから毎年新しい品種を導入しています。また、「掘取り販売」では、ノミを使って自分の好きなチューリップを球根ごと掘り取って持ち帰れます。

【見頃:5月上旬~6月下旬】

ADDRESS

 紋別郡湧別町上湧別屯田市街地358番地1

ACCESS

 JR「遠軽」駅から車で約15分
入園料:大人500円、小中学生250円  駐車場:無料
お問合せ
 湧別町観光協会(01586-2-3600)

⑦桜前線の終着点 網走市
天都山の桜

オホーツクの桜は5月が見頃。エリアには北見市上常呂市街地の「金刀比羅桜公園」、津別町の「双子の桜」、湧別町上湧別の「五鹿山(ごかざん)」などいくつかの有名花見スポットがあります。中でも見どころの一つが、北海道の自然景観で唯一、国の名勝に指定されている網走市の天都山(てんとざん)。標高207mの頂上付近には約1000本のエゾヤマザクラが植えられ、南から北上してきた桜前線が、ここで終着を迎えると言われています。隣接する展望台からはオホーツク海を背にして桜を楽しむことができます。

【見頃:5月中旬~5月下旬】

ADDRESS

 網走市天都山

ACCESS

 JR「網走」駅から車で約10分
入園料:なし 駐車場:無料
お問合せ
 (一社)網走市観光協会(0152-44-5849)

⑧山一面の世界の花 北見市
北見フラワーパラダイス

約28haにおよぶ広大な山一面に世界の花60種、約3万本が植えられた市街地を一望できるパノラマ花園。5月上旬のモクレン、エゾヤマザクラ、エゾムラサキツツジに始まり、夏はアジサイ、秋はキク、そして9月末の紅葉まで、四季折々に花と緑の美しい競演が楽しめます。その他、野草園、白樺街道、モクレン街道などもあり、園内は車でも周遊できます。

【見頃:5月上旬~9月下旬】

ADDRESS

 北見市若松41-2

ACCESS

 JR「北見」駅からバスで約15分
入園料:無し 駐車場:無料 ※開園期間は4/29~10/20
お問合せ
 北見造園緑化事業協同組合 公園管理事務所(0157-61-3251)

⑨北海道随一の規模 遠軽町
まるせっぷ藤園

遠軽町丸瀬布の「まるせっぷ藤園」は北海道一の規模を誇る藤の見どころです。弘政寺から平和山公園にかけて、薄紫やピンクの藤200株が総延長1kmの藤棚にさく「藤のトンネル」が楽しめます。 藤園の始まりは、昭和19年に弘政寺の住職が転入した際に何か町の名物になるものはないかと京都から1本の藤の植木を取り寄せたのがきっかけで、その後、接木をしたり株を譲り受けながら増やし続けたものです。

【見頃:6月上旬~6月下旬】

ADDRESS

 紋別郡遠軽町丸瀬布水谷町

ACCESS

 「オホーツク紋別空港」から車で約70分
入園料:なし 駐車場:無料
お問合せ
 遠軽町丸瀬布総合支所産業課(0158-47-2213)

⑩街のシンボルロード 湧別町
オホーツク・リラ街道

オホーツク・リラ街道は、湧別町に昔から自生していた「リラ (ライラック) 」を使って、町のシンボルロードとして湧別市街から中湧別市街を結ぶ並木道をJR名寄線湧別線の線路跡地に整備したもの。この並木が道路名の由来にもなっています。全長2.2kmの沿道に600本が植栽されています。 また2009年には、1000本のエゾヤマザクラが植樹され「千本桜並木」として整備されています。

【見頃:6月中旬】

ADDRESS

 紋別郡湧別町栄町~錦町

ACCESS

 JR「遠軽」駅から車で約30分
入園料:なし 駐車場:一部車両退避場あり
お問合せ
 湧別町役場建設課(01586-2-5869)

⑪日本一美しい花クリンソウ 津別町
ノンノの森

津別町上里の深い森の中にある「ノンノの森(町民の森)」は、自然のクリンソウ群生が見られる貴重な場所です。日本一美しい花と称されるクリンソウは、日本原産のサクラソウ科の多年草で、山間部の湿った場所にしか生育せず、自然のクリンソウを観察できるのはわが国でも限られた地域になってきたと言われています。清流に沿った広大な湿地には約30万株のクリンソウが群生し、満開時には、緑でいっぱいの森がクリンソウの可憐な花でピンク色に染まります。

【見頃:6月中旬~7月上旬】

ADDRESS

 網走郡津別町字上里738

ACCESS

 「女満別空港」から車で約50分
入園料:無し 駐車場:無料
お問合せ
 津別観光協会(0152-77-3771)

⑫北海道一番人気の原生花園 小清水町
小清水原生花園

オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた約8㎞、275haの細長い砂丘地帯にある小清水原生花園は、自然のままの姿を残しており、北海道遺産にも指定されています。センダイハギやヒオウギアヤメの群生地として有名です。また北海道に分布する「クロユリ」の神秘的な花で幕を開ける短い夏がピークで6~8月にかけて約40種の色とりどりの花が咲き乱れ、天然の花畑は見ごろを迎えます。シーズンを通しては約200種類の花が咲きます。 多くの花が咲く小高い砂丘の上からは、斜里岳、知床連山、藻琴山、能取山中など美しい景観が見渡せます。

【見頃:6月~8月】

ADDRESS

 斜里郡小清水町浜小清水

ACCESS

 「女満別空港」から車で約50分
  JR「小清水原生花園」駅下車
入園料:無料 駐車場:無料
お問合せ
 小清水町産業課商工観光係(0152-62-4481)

⑬丘を埋め尽くすユリ 小清水町
ゆりの郷こしみず「リリーパーク」

約13haの広大な丘陵地の園内に、スカシ系・オリエンタル系など、世界中の100品種を超える700万輪の色や形、香りの違う多彩なユリが咲き誇ります。丘陵や自然木を生かして辺り一面がユリで覆いつくされ、訪れるたびに違ったユリが楽しめます。

【見頃:7月下旬~8月下旬】

ADDRESS

 斜里郡小清水町元町2-643-2

ACCESS

 JR「網走」駅から車で約35分
入園料:大人500円 ※ゆりが開花していない時期は350円 駐車場:無料
お問合せ
 (一社)小清水町観光協会(0152-62-3217)
 ㈲シナジーこしみず(0152-62-2903)

⑭天空の花園 網走市
あばしりフロックス公園

広大な10haの丘陵地帯が15万株ともいわれるフロックスでモザイクに染まり、オホーツクの爽やかな風にたなびく様子は、まさに楽園そのもの。 7月下旬に徐々に咲きはじめ、8月には丘陵一帯をピンク・赤・紫の花が染め尽くします。呼人地区の丘陵地帯にあるため、網走湖や女満別方面の平野が一望でき、北海道の雄大な眺めを堪能することができます。

【見頃:7月下旬~8月下旬】

ADDRESS

 網走市呼人465

ACCESS

 JR「網走」駅から車で約10分
入園料:無料 駐車場:無料
お問合せ
 (一社)網走市観光協会(0152-44-5849)

⑮ひまわり畑の広さは日本最大級 網走市
網走市大曲湖畔園地

9月に花盛りを迎えるのが、網走市大曲園地のひまわり。18haという北海道ならではの広大な敷地にたくさんのひまわりの花が黄色い大輪を太陽に向けている様は壮観。その数150万本。主に背丈1mほどの小柄なひまわり「夏りん蔵」を植えているため、敷地内をぎっしりと花で埋め尽くされる光景は圧巻です。全長60mほどの仮設高架道の高い位置からひまわり畑を眺めると、まるで広大な黄色い絨毯の上にいるかのような体験ができます。

【見頃:9月上旬~9月中旬】

ADDRESS

 網走市字三眺25

ACCESS

 JR「網走」駅から車で約10分
入園料:無料 駐車場:無料
お問合せ
 (一社)網走市観光協会(0152-44-5849)

⑯日本最大級のコスモス園 遠軽町
太陽の丘えんがる公園「虹のひろば」

8月下旬には秋の足音が聞こえ始めるオホーツク。遠軽町の「太陽の丘えんがる公園・虹のひろば」では10haという国内最大級の規模を誇るコスモス園に1000万本のコスモスの花が一斉に咲き始め、ピンクや赤、白、オレンジといった色とりどりのコスモスが広大な公園を埋め尽くします。花の時期には「コスモスフェスタ(9月上旬)」を開催します。

【見頃:8月中旬?9月下旬】

ADDRESS

 紋別郡遠軽町丸大

ACCESS

 「オホーツク紋別空港」から車で約50分
 JR「遠軽」駅から車で約5分
入園料:大人300円、子供150円 ※コスモス開花時期のみ 駐車場:無料
お問合せ
 太陽の丘えんがる公園 虹のひろば管理棟(0158-42-0488)

⑰日本最大級のサンゴ草の群生地 網走市
能取湖

サンゴ草は、塩分濃度の濃い土地でしか育成しないという大変珍しい植物で、正式名称は「アッケシソウ」といいますが、近くで見るとサンゴの形に似ていることからその名前がつけられています。能取湖(のとろこ)は、日本一の規模を誇る群生地。深紅のサンゴ草とオホーツクブルーの空との鮮やかなコントラストはオホーツクならではの風景です。完全海水の湖ですので、大潮の満潮時には、半分以上サンゴ草が沈んでしまうので行く時間帯には注意が必要です。

【見頃:9月中旬~9月下旬】

ADDRESS

 網走市卯原内

ACCESS

 「女満別空港」から車で約40分
入園料:無料 駐車場:無料
お問合せ
 卯原内観光協会(0152-47-2301)

【協力・資料提供】
北海道オホーツク総合振興局/オホーツク観光連盟/網走市役所/おんねゆ温泉観光協会/
(一社)北見市観光協会/滝上町観光協会/大空町東藻琴総合支所/湧別町観光協会/湧別町役場/
津別観光協会/えんがる町観光協会/小清水町産業課商工観光係